Contents
1. freee 人事労務へのログインとアカウント作成
freee の人事労務は会計サービスとは別の認証画面が用意されています。正しい URL にアクセスし、メール認証だけで完了できるシンプルな流れを解説します。
1‑1. 正しいログインページへのアクセス
freee 人事労務専用のログインページは次の URL です(公式ヘルプに記載):
|
1 2 |
https://www.freee.co.jp/login/hr/ |
※過去に会計向けページ (/login/accounting/) が混在していましたが、2024 年以降は上記 HR 用 URL が標準となります。[^1]
1‑2. アカウント作成の手順
| 手順 | 操作内容 |
|---|---|
| ① | 上記ログインページを開き、「アカウント作成」ボタンをクリック |
| ② | 会社名・担当者メールアドレス・利用規約に同意し「次へ」 |
| ③ | 送信された認証メール内のリンクをクリック、または認証コードを入力 |
| ④ | パスワード(8 文字以上、英数字+記号推奨)を設定し完了 |
1‑3. SSO・多要素認証(MFA)の扱い
SSO(Azure AD など)や MFA は オプション機能 として提供されており、導入は管理者画面の「セキュリティ設定」から有効化できます。公式ドキュメントでは「必須ではないが推奨」と明記されています。[^2]
主なポイント
- 初期段階はメール+パスワードだけで運用開始可能
- 後日、社内ポリシーに合わせて SSO/MFA を追加するとセキュリティが向上
- 無効化した場合でも既存の認証情報は引き続き利用可
2. 初期設定メニューと必須項目
人事労務の各機能を正しく動作させるには、会社情報・給与規定・税金・社会保険 の基本データを事前に登録しておく必要があります。以下では管理画面への導線と、入力が必須となる項目をコンパクトに整理しました。
2‑1. 設定メニューへの入り方
管理者は左下の「設定」ボタン → 隣の「一覧」をクリックすると、全設定項目がツリー表示されます。公式動画ガイドでも同様の手順が紹介されています。[^3]
2‑2. 必須入力項目と簡易チェックリスト
| カテゴリ | 主な必須項目 | 設定例 |
|---|---|---|
| 基本情報 | 会社名・所在地・法人番号 | 「会社情報」画面で登録 |
| 給与規定 | 支給日、締め日、標準手当・控除額 | 支給日=毎月25日、締め日=前月末 |
| 税金 | 所得税率表(年齢・扶養人数) | 「源泉徴収」タブで選択 |
| 社会保険 | 健康保険・厚生年金の事業所コード | 各保険組合から取得したコードを入力 |
チェックリスト活用例:設定画面左上の「未完了項目」タブで赤字表示になる項目は必ず確認してください。
2‑3. 設定ミスが招くエラー例
- 「給与規定が未設定です」 → 支給日・締め日が空白
- 「税金情報が不足しています」 → 従業員ごとの源泉徴収タブが未入力
上記エラーはすべて 必須項目の未入力 が原因です。設定完了後は「保存」ボタンを必ずクリックし、画面右下に表示される確認メッセージで完了を確認しましょう。
3. 勤怠管理 Standard と Plus の比較と選び方
freee の勤怠管理は規模や運用要件に応じて Standard と Plus の 2 プランが用意されています。機能差と導入対象を表形式で示し、選定の指標を提供します。
3‑1. 機能比較表
| 項目 | Standard | Plus |
|---|---|---|
| 基本勤怠入力(出退勤) | ◎ | ◎ |
| 勤怠承認フロー | ◎ | ◎ |
| シフト管理 | × | ◎ |
| 祝日カレンダー自動登録 | × | ◎* |
| カスタム勤務形態(フレックス) | ◎ | ◎ |
| CSV エクスポート | ◎ | ◎ |
*Plus は国・地域別の祝日データを自動取得し、手作業での祝日設定が不要です。[^4]
3‑2. 従業員規模別推奨プラン
| 従業員数 | 主な要件 | 推奨プラン |
|---|---|---|
| 1〜20人 | 出退勤記録のみ | Standard |
| 21〜100人 | シフト制・複数勤務形態 | Plus |
| 101 人以上 | 大規模シフト管理・部門別設定 | Plus |
3‑3. 選定チェックリスト(導入前確認)
- 社内でシフト表を紙または Excel で配布しているか → Yes ⇒ Plus
- 法定祝日の自動反映が必要か → Yes ⇒ Plus
- 予算面で標準プランと大きな差が出ないか → No ⇒ Standard がコスト最適
4. 従業員登録・権限付与と勤怠入力手順
従業員情報とロール設定は、正確な勤怠データ取得と給与計算連携の土台です。ここでは Web と モバイルアプリ の両方で実行できる具体的操作を示します。
4‑1. 従業員情報の追加とロール設定
| 手順 | 操作内容 |
|---|---|
| ① | 左側メニュー「従業員」→「一覧」を開く |
| ② | 「+ 従業員追加」ボタンで新規入力画面へ遷移 |
| ③ | 氏名・メールアドレス・雇用形態・給与情報を必須項目として入力 |
| ④ | ロール欄で「管理者」または「一般従業員」を選択し、保存 |
- 管理者:勤怠承認・設定変更が可能
- 一般従業員:自分の勤怠入力のみ許可
設定漏れがあるとログイン後に「権限がありません」のエラーが表示されます。ロールは必ず確認してください。
4‑2. Web 版勤怠カレンダーでの打刻手順
- メニュー左上の 「勤怠」→「カレンダー」 をクリック
- 対象日のセルを選択 → 「出勤」または「退勤」ボタンが表示される
- 時刻は自動取得(PC の時計)か、手入力で修正可能
- 「保存」 で確定し、右上に「承認待ち」ステータスが付く
必要項目(給与規定・従業員情報)が未設定の場合、打刻時に警告ポップアップが出ます。事前に必須項目を完了させるとエラー回避できます。
4‑3. モバイルアプリでの簡易打刻
| 手順 | 操作内容 |
|---|---|
| ① | App Store / Google Play から「freee 人事労務」ダウンロード |
| ② | ログイン後、画面下部の 「勤怠」タブ を選択 |
| ③ | 「出勤」または「退勤」ボタンをタップ(現在時刻が自動記録) |
| ④ | 必要に応じて手入力で修正し、「保存」 |
- オフライン状態でも打刻可能。次回オンラインになると自動同期されます。
- 同期エラーが出た場合はアプリ設定の 「ネットワーク」 から接続状況を確認してください。
5. 自動給与計算連携フローとエラー対処、サポート情報
勤怠データは夜間バッチで給与計算モジュールに取り込まれますが、設定ミスやデータ不整合が原因でエラーが発生することがあります。ここでは 自動連携の流れ と代表的な エラーパターン の対処法をまとめ、公式サポートへのアクセス方法も紹介します。
5‑1. 勤怠 → 給与計算 自動連携フロー
- 勤怠確定
- 従業員または管理者が月次の勤怠データに対し「承認」ボタンをクリック。
- 夜間バッチ実行(23:00〜02:00)
- システムが給与規定と照合し、各従業員の「総労働時間」「残業時間」などを自動算出。[^5]
- 給与計算画面で確認
- 「給与」→「支給額一覧」で自動生成された金額をチェック。必要に応じて手修正が可能。
連携完了後は「給与計算へ反映済み」のステータスが表示され、次月の勤怠入力へシームレスに移行します。
5‑2. よくあるエラーと対処法
| エラーメッセージ | 主な原因 | 推奨対策 |
|---|---|---|
| 「給与規定が未設定です」 | 支給日・締め日が空白 | 給与規定画面へ戻り必須項目を入力し保存 |
| 「従業員の税金情報が不足しています」 | 源泉徴収タブ未入力 | 従業員一覧から対象者を選び、税金タブで設定 |
| 「シフト情報が見つかりません(Plus)」 | シフトパターン未作成 | Plus のシフト管理メニューでテンプレート作成 |
| 「勤怠データの同期に失敗しました」 | オフライン後のネットワーク障害 | アプリ設定 →「ネットワーク」から再接続、再同期 |
共通ポイント:エラーはほぼ「必須項目未入力」起因です。初期設定時にチェックリストを活用し、全項目が埋まっているか確認すれば防げます。
5‑3. 公式サポート・マニュアルへのアクセス
公式ヘルプは無料トライアル登録後すぐに利用可能です。疑問点が出たらまず上記ページを検索し、該当記事・動画・マニュアルをご確認ください。
まとめ
- 正しいログイン URL(
/login/hr/)へアクセスし、メール認証だけでアカウント作成可能。 - 初期設定は 会社情報・給与規定・税金・社会保険 の必須項目を漏れなく入力すれば、勤怠データが自動的に給与計算へ連携します。
- 企業規模やシフト運用の有無で Standard と Plus を選択し、導入コストと機能要件のバランスを取ります。
- 従業員登録・ロール設定は管理画面から簡単に行え、Web とモバイル両方で打刻が可能です。
- 夜間バッチによる自動連携は手動介入不要ですが、エラーは主に必須項目未入力が原因です。チェックリスト活用と公式サポートの併用で迅速に解決できます。
このガイドを手元に置きながら設定作業を進めれば、freee 人事労務の導入・運用はスムーズに完了するはずです。ぜひ実務に活かしてください。
参考文献・脚注
[^1]: freee 公式ヘルプ「人事労務 ログイン」ページ(2024 年版)。
[^2]: freee 公式ドキュメント「SSO と多要素認証の設定」‑ 推奨事項として記載。
[^3]: freee ヘルプ動画「設定一覧へのアクセス方法」(YouTube)リンク参照。
[^4]: freee 勤怠管理 Plus 機能概要(2023 年リリースノート)。
[^5]: freee サービス仕様書「勤怠データ自動連携バッチ」‑ バッチ実行時間帯を明示。