CapCut

CapCutで60分!30〜60秒プロモ動画制作の実務テンプレ

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導入:短尺プロモーション動画の目的と尺別構成(30秒/60秒)

短尺プロモーション動画は認知拡大と短時間での行動喚起が目的です。ここではCapCutを用い、30秒・60秒を60分以内で制作する実務テンプレを示します。尺ごとの役割、制作の時間配分、配信に向けた基本方針を具体的に解説します。

30秒構成例(フック重視で即時CTA誘導)

短い尺は冒頭のフックと明確なCTAが鍵です。6〜10ショットでテンポよく組みます。

  • 0–3秒:強いビジュアル+短テキストでフック
  • 3–8秒:問題提起や共感(短い事例や問いかけ)
  • 8–20秒:解決策のデモ(主要ベネフィットを1〜2点)
  • 20–26秒:社会的証明(数字・レビュー)
  • 26–30秒:CTA(行動を促す短く明確な案内)

60秒構成例(説明と信頼形成を重視)

60秒は製品説明や背景を入れ、信頼形成を図る尺です。12〜20ショットが目安です。

  • 0–5秒:フック
  • 5–20秒:背景・課題提示
  • 20–40秒:詳細デモ(使い方やベネフィット)
  • 40–50秒:社会的証明(顧客の声・データ)
  • 50–60秒:CTA+簡潔なクロージング

初回60分テンプレの目安

現場で短時間に仕上げるための時間割です。各工程で最低限の確認を行います。

  • 0–5分:企画とKPIの最終確認
  • 5–10分:素材整理とテンプレ選定
  • 10–30分:自動編集またはラフカット作成
  • 30–45分:テロップ・色補正・音量調整
  • 45–55分:最終チェック(クロップ、字幕、CTA)
  • 55–60分:書き出し開始(並行して配信準備)

インストールと初期設定(環境別)

編集環境は「スピード重視のモバイル」「精密作業向けのデスクトップ」「共有に便利なブラウザ」の三択です。各環境で利用できる機能や操作画面が異なるため、用途に応じて選定し、初期設定で統一ルールを作ることが重要です。

モバイル(iOS / Android)

モバイルは現場での即時編集と投稿に向きます。アプリのインストールと新規プロジェクトの作成方法を具体的に示します。

CapCut(iOS): https://apps.apple.com/jp/app/capcut/id1500855883
CapCut(Android): https://play.google.com/store/apps/details?id=com.lemon.lvoverseas&hl=ja&gl=JP

  • インストール:App Store / Google Play で「CapCut」を検索してインストールします。
  • サインイン:起動後、右上のプロフィール/サインインからログインしてクラウド同期を有効にします。
  • 新規プロジェクト作成:下部メニューの「プロジェクト」→ 右上の「+新しいプロジェクト」をタップ → メディアを選び「追加」。
  • プロジェクト設定:画面上のアスペクト比(9:16など)を選択し、設定アイコンでフレームレートや解像度の初期値を確認します。
  • 自動字幕やテンプレート利用:下部の「テンプレート」「字幕」メニューから自動生成を呼び出します(生成後は必ず校正)。

注意:UI表記はバージョンとロケールで変わるため、表示名が異なる場合があります。

デスクトップ(Windows)

デスクトップは複数トラック編集や色補正などの精密作業に適します。Windows版はMicrosoft Storeまたは公式サイトから入手可能です。

CapCut(Windows / 公式): https://apps.microsoft.com/detail/xp9kn75rrb9nhs
公式サイト(ブラウザ版含む): https://www.capcut.com/ja-jp/

  • インストール:Microsoft Store または CapCut 公式ページのダウンロードからセットアップを行います。
  • プロジェクト開始:アプリ起動後「新規プロジェクト」→ メディアをインポート → タイムラインへドラッグ。
  • 書き出し:右上の「書き出し(Export)」ボタンをクリックし、フォーマット・解像度・ビットレートを設定して書き出します。

ブラウザ版(オンライン)

ブラウザ版は共有・レビューに便利です。チームでテンプレ共有を行うケースに向きます。

  • 開始:公式サイトにアクセスしてログイン後、Webエディタを起動します。
  • 共同編集:クラウドプロジェクトを共有する運用にして、テンプレートは最新版のみを配布します。
  • 制約:機能差(エフェクトやSRT出力など)があるため、必要な機能が使えるか事前確認します。

初期設定の実務ポイント

初期設定でプロジェクトの基準を決めると運用が安定します。

  • ログイン/クラウド同期を統一(チームアカウントか個別か明示する)
  • デフォルトのアスペクト比とフレームレートをテンプレに固定
  • オーディオを48kHzに統一(配信互換性向上)
  • プロキシやキャッシュ保存先をチーム規定に合わせる

企画と素材準備(KPI・撮影設定・ブランド資産)

企画段階で目的とKPIを明確にすると制作と改善が効率化します。素材準備は編集段階の手戻りを減らす重要工程です。ここで示すチェックリストをテンプレ化すると現場での判断が速くなります。

企画とKPI設計

企画時に押さえるべき観点と設計例を示します。

  • 目的の明確化:認知/検討/購入など狙いを決めます。
  • KPIの設定例:VTR(視聴完了率)、平均再生時間、CTR、CVR、CPA、ROAS。
  • ターゲットと配信枠:ペルソナ、配信時間帯、プラットフォームを明記。
  • CTA:原則1つに絞る(購入、資料請求、詳細ページ遷移など)。

撮影設定と素材管理

撮影時の基本設定とファイル管理のルールを統一します。

  • 基本撮影設定:1080p / 30fps を基準(静止主体)。スローモーションや動き重視は60fps以上、編集余地が必要な場合は4Kで撮影。
  • シャッタースピード:フレームレートの約2倍(30fpsなら1/60)を目安。
  • ホワイトバランス:固定で撮影し、色補正を安定させる。
  • 音声:外部マイク/ラベリア推奨。録音は48kHz/24bitが望ましい。
  • ファイル管理:用途別フォルダ(raw/audio/graphics/exports)と命名規則を徹底。

例ファイル名:

  • productA_20260501_raw_001.mov
  • productA_20260501_audio_lav_001.wav
  • productA_assets_logo.png

ブランド資産の準備

ブランド整合性を守るための資産管理ルールです。

  • ロゴは透過PNG、横幅800px以上を推奨。
  • フォントはOTF/TTFで正規ライセンスを保管。
  • カラーパレットはHEXコードで管理し、LUT化してテンプレに組み込む。

編集ワークフローとCapCutのAI機能

編集はラフ→精密の段階分けとバージョン管理が要です。AI機能は時間短縮に有効ですが、誤認識やクリエイティブの齟齬が起きやすいため運用ルールを決めてから導入します。

プロジェクト開始・ラフカット(操作手順)

新規プロジェクト作成からラフカットまでの実務的な手順です。プラットフォーム別に主要な操作名を示します。

  • モバイル(手順):アプリ起動 → 「プロジェクト」→「+新しいプロジェクト」 → クリップ選択 → 「追加」 → タイムラインでトリム(クリップをタップしてハンドルで調整)。
  • デスクトップ(手順):アプリ起動 → 「新規プロジェクト」 → メディアをインポート → タイムラインへドラッグ → 必要箇所をカット(分割ツール) → 主要ショット順に並べる。
  • ブラウザ版:ログイン → プロジェクトを新規作成 → メディアをアップロード → タイムライン編集。

運用のコツ:重要ショットを先に並べてテンポを確認し、主要工程ごとにプロジェクトを複製してバージョン管理します。

テキスト・自動字幕・カラー・音声処理

視認性の高いテロップ、正確な字幕、適切な音量調整は必須です。操作場所と実務ルールを示します。

  • テロップの設定例:フォントは太めのサンセリフ、行数は原則2行以内、1行は15〜25文字目安、表示時間は1行あたり3〜4秒。
  • 自動字幕(操作):タイムラインの「字幕」→「自動生成(Auto Captions)」→ 言語選択 → 生成後「編集」から固有名詞を修正。
  • SRT出力:ブラウザ版/デスクトップ版でSRT書き出しが可能な場合があります。バージョン差があるため、機能が見当たらない場合はWeb版を試してください。
  • カラー補正の基本手順:露出 → ホワイトバランス → コントラスト → トーンカーブ → 彩度。LUTをテンプレ化して一貫性を保ちます。
  • 音声処理の実務:目標ラウドネスは配信先に合わせて設定(下記参照)。BGMはボイスに被らないようダッキングや自動音量調整で抑えます。CapCutにダッキング機能がある場合は使用し、無い場合は簡易フェードで代替します。

高度テクニック(操作のポイント)

実務でよく使うテクニックと注意点です。

  • キーフレーム:位置・スケール・不透明度にキーフレームを打ち、イーズを適用して滑らかな動きを作ります。
  • クロマキー(グリーンバック):エフェクト → クロマキー/キーイングを選択 → 色を指定 → 類似度・フェザーで調整。
  • スピードランプ:クリップを選択 → 速度ツールで速度ポイントを追加 → 補間(フレーム補間)設定に注意。
  • 手ブレ補正:スタビライズ適用時は画角のクロップが発生するため、プレビューで確認します。

AI機能一覧と注意点

CapCutのAI機能は頻繁に更新されます。ここでは主要機能と現行での一般的な制約・運用上の注意点をまとめます。

  • 機能例(環境は代表的な提供状況で、バージョンにより差があります)
機能名 代表用途 利用環境(傾向) 主な制約・注意点
スマートテンプレート 自動レイアウト・ラフ生成 モバイル/Web/Desktop 自動割当てで文脈ズレが出るため必ず修正
自動字幕(Auto Captions) 音声→テキスト化 モバイル/Desktop/Web 誤認識がある。固有名詞は手動修正必須
Magic Cut / ハイライト抽出 主要シーンの抽出 Desktop / Webで先行 抽出精度は素材に依存。編集で微調整が必要
背景除去(Remove BG) 人物切り抜き 主にWeb/Desktop 複雑な背景や影で誤検出あり
AI音声合成(TTS) ナレーション生成 Web / Desktop(言語依存) 音声の自然さは言語・音色で差がある。商用利用条件を確認
AI画像生成(Text-to-Image) 静止画素材作成 Web / Desktop 生成物に商標・肖像権問題が含まれる可能性あり
ノイズ除去・音声強化 録音補正 各環境で提供 過度にかけると音質破綻。原音の品質を優先
  • 運用ルール(推奨)
  • AI生成物は「一次ラフ」として扱い、必ず人間のチェックを挟む。
  • 固有名詞・数値・法的表現はAIのまま公開しない。
  • AI音声を商用で使う場合は利用規約とライセンスを確認する。

出力設定とテンプレート(プラットフォーム別)

テンプレート化と出力プリセットは量産効率を左右します。ここではテンプレート運用の鉄則と、主要プラットフォーム向けの出力目安を統合して示します。推奨値は変動するため、配信先の最新入稿ガイドを必ず参照してください。

テンプレート作成と運用

テンプレートは差し替え箇所を明確にして使いやすくします。管理と配布のコツを示します。

  • マスタープロジェクトを作成し、ヒーロークリップをプレースホルダにする。
  • テキスト・ロゴ・カラールック・オーディオミックスはロックしてテンプレ化。
  • 書き出しプリセットを保存してプラットフォーム別に切り替え可能にする。
  • 命名規則例:productA_vert_30s_v1、asset_license_productA_20260501.pdf。
  • 更新はバージョン管理(例: v1→v2)を必ず行い、配布先に一覧を添える。

出力設定(統合した推奨値)

以下は実務で汎用的に使える目安です。各プラットフォームの最新推奨に従って微調整してください。

配信先 アスペクト比 解像度 フレームレート コーデック 映像ビットレート目安 音声
TikTok / Reels / Shorts 9:16 1080×1920 30fps(60fps可) H.264 (MP4) 8–12 Mbps AAC 48kHz 128–192 kbps
Instagram フィード(スクエア) 1:1 1080×1080 30fps H.264 (MP4) 8–10 Mbps AAC 48kHz 128 kbps
YouTube(横長) 16:9 1920×1080 30/60fps H.264 (MP4) 8–12 Mbps(30fps) / 12–20 Mbps(60fps) AAC 48kHz 192 kbps
4K 配信 16:9 3840×2160 30/60fps H.264 / HEVC 35–45 Mbps AAC 48kHz 192 kbps

ファイルサイズ概算:秒数 × ビットレート(Mbps) ÷ 8 = MB(概算)

注意:配信プラットフォームの推奨値は随時変更されます。必ず最新の入稿ガイドを参照してください。

音量基準とLUFS(簡潔解説)

音量規格の基礎と実務での目安、ツール例を示します。

  • LUFSの意味:統合ラウドネス(Integrated LUFS)は全体の平均音量を示します。dBTPはTrue Peakを表し、クリッピングの指標です。
  • 一般的な目標値:YouTubeやSNS向けは概ね-14 LUFS(統合)、ピークは-1 dBTPを目安。ただし放送は-23 LUFS等、配信先で異なります。
  • 推奨ツール:Youlean Loudness Meter(無料)、FFmpegのloudnorm、DaVinci Resolve Fairlight、Adobe Audition、Auphonic。
  • 実務の流れ:編集中にラフでLUFS確認 → 最終ミックスで統合LUFSに調整 → True Peakを確認して書き出し。

必ず配信先の正確なラウドネス要件を確認してください。


著作権・公開前チェックと配信後改善

権利周りと公開直前のチェックは運用リスクを下げます。素材の商用利用可否や証跡の保管方法を実務レベルで明示します。配信後はデータを使ってテンプレのPDCAを回します。

著作権と素材の商用利用(実務的な証跡保存例)

CapCut内素材の利用条件は素材ごとに異なる可能性があります。特に商用利用可否と範囲は明確に確認し、記録を残します。

  • 確認すべき項目:素材名、提供者、ライセンス種別(商用可/非可/要帰属表示)、適用範囲、期限、購入IDまたは使用承認の証拠。
  • 証跡の保存方法(実務例):
  • 保管ファイル例:asset_license_records.csv(CSVで管理)
  • 推奨カラム:asset_id, asset_name, provider, license_type, purchase_id_or_url, acquired_date, valid_until, notes, stored_file(領収書PDF等)
  • 物理化できる証拠:購入時のPDF領収書、メールの受領履歴、EULAのテキストをダウンロードしたファイル(URLと取得日時を明記)
  • 実務フロー:素材導入時にライセンス情報を1行で登録し、配信前チェックで該当素材の使用可否をクロスチェックする。
  • 注意点:CapCut内の無料素材でも商用条件が変更されることがあるため、重要案件ではライセンス提供元に書面で確認するか、法務担当にエスカレーションする。

公開前チェックリスト

公開前に最低限確認すべき項目です。各項目はチェックボックス(運用上は別ツールで管理)で確実に確認します。

  • 画質(クロップやピクセル劣化の確認)
  • 音量(LUFSとTrue Peakの確認)
  • 字幕(誤字・固有名詞の校正)
  • CTAの表示と遷移先(URL・UTMの確認)
  • 各アスペクト比で重要情報が切れないかのクロップ確認
  • ライセンス証跡の有無(使用素材の商用可確認)
  • メタデータとファイル命名の整備

配信後のKPI計測と改善サイクル

配信後はデータに基づき改善を回します。A/Bテストは変数を絞って設計します。

  • 追う指標:視聴完了率(VTR)、平均再生時間、CTR、CVR、CPA、ROAS。
  • A/Bテストの設計:変数は1つに限定し、分割比率と検証期間を事前に決定する。十分なサンプル数を確保して統計的に有意な差を検証する。
  • テンプレ改善:勝ちパターンをテンプレ化し、バージョン管理で運用に反映する。改善項目は週次で回すのが現場では実務的です。
  • よくあるトラブル対処:
  • 音ズレ:サンプルレート不一致を確認し、再レンダリング。
  • アップロード拒否:フォーマットをMP4(H.264)に再書き出しし、メタデータを簡潔にする。
  • ライセンス指摘:購入履歴やライセンスIDを提示できるよう整理しておく。

まとめ

  • 目的とKPIを企画段階で明確にし、30秒はフック+CTA、60秒は説明+信頼形成で設計する。
  • 環境選定は用途に合わせて(モバイル=量産、デスクトップ=仕上げ、Web=共有)使い分ける。
  • 撮影は基本1080p/30fps、音声は48kHzで統一。高動きやスローモーションは60fps以上/4Kを検討する。
  • 編集はラフ→精密で進め、AI生成は「ラフ起点」として必ず手動チェックを行う。
  • 出力は配信先の最新入稿ガイドに従い、ラウドネスは配信先基準(多くは-14 LUFS目安)に合わせる。
  • 素材の商用利用は個別に確認し、購入履歴やライセンス情報をCSV/PDFで証跡化して保存する。
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