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1. アカウント作成と対応デバイス
本セクションの概要
JigSpace の利用開始は アカウントの正しい作成 と 使用端末の要件確認 が最重要ポイントです。iOS・Android・Web 各プラットフォームで若干手順が異なるため、ここでは共通フローと注意点をまとめます。
1‑1. iOS/Android/Web の登録手順
注: 以下の手順はすべて公式ドキュメント(JigSpace Docs – Getting Started)に準拠しています。
- アプリのダウンロード
- iOS:App Store から「JigSpace」最新版をインストール(iOS 15 以降推奨)。
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Android:Google Play ストアから同名アプリを取得(Android 8 以上が必要)。
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Web 版にアクセス
Chrome、Edge、Safari のいずれか最新バージョンで https://jigspace.com にアクセスし、右上の「サインアップ」ボタンをクリック。 -
メールアドレスまたは企業 SSO で登録
- メール認証:入力したメールに送られるコードを入力して本人確認。
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企業 SSO:Azure AD、Okta、Google Workspace などの IdP を選択し画面指示に従う。
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プロファイル情報の入力
氏名・所属部署・利用目的(例:教育/製造)を記入し「完了」をタップ。これでアカウント作成は完了です。
1‑2. デバイス要件と推奨環境
公式ガイドでは以下の最低スペックが提示されています(2024 年版)。
| プラットフォーム | 最低 OS バージョン | 推奨ブラウザ |
|---|---|---|
| iOS | 15 | Safari 14+ |
| Android | 8 | Chrome 90+ |
| Web (デスクトップ) | 任意* | Chrome / Edge 最新版 |
*Web は OS に依存しませんが、最新のブラウザを利用すると AR の描画品質と安定性が向上します。
2. 3D モデルの登録と最適化テクニック
本セクションの概要
AR 表示の快適さは アップロードする 3D データの形式・サイズ・ポリゴン数 に大きく左右されます。ここでは公式上限を守りつつ、実機でスムーズに動作させるための最適化手順を解説します。
2‑1. 対応フォーマットとサイズ上限(2024 年版)
| フォーマット | 最大ファイルサイズ | 推奨最大ポリゴン数 |
|---|---|---|
| GLTF / GLB | 150 MB | 200 k ポリゴン |
| FBX | 200 MB | 250 k ポリゴン |
| OBJ + MTL | 120 MB | 180 k ポリゴン |
※上限を超えるとインポートエラーやロード遅延が発生します。
2‑2. パフォーマンス測定と最適化手順
目標 FPS は 30 fps 以上 を基準に、以下のチェックリストで実機テストを行います(JigSpace の「パフォーマンスモニタ」利用)。
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パフォーマンスモニタ起動
編集画面右上メニュー → 「Performance Monitor」を選択。 -
フレームレート確認
30 fps 未満の場合は次の項目を順に見直す。 -
テクスチャ圧縮
- PNG は JPEG に変換し、解像度を 1024×1024 ピクセル以下 にリサイズ。
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sRGB カラープロファイルで保存すると WebGL の描画が最適化されます。
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メッシュ簡素化
Blender や MeshLab でポリゴン数を 10〜20 % 削減(LOD 設定推奨)。削減後は必ず再度パフォーマンスモニタで確認。 -
不要パーツの非表示
レイヤーパネルで使用しない部品を「非表示」または「ロック」に設定し、ロード負荷を軽減します。
詳細手順は公式テンプレート・3D 最適化ガイド(2024 年版)に掲載されています。
3. ジグ(Step)の作成と注釈・インタラクション設定
本セクションの概要
ジグは ステップ単位 で構築することで、視覚的かつ段階的な説明が可能になります。本章では基本フローに加えて、テキスト・画像・動画・ポップアップなどのインタラクティブ要素の付け方を具体例とともに紹介します。
3‑1. ステップ構築フロー
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新規ジグ作成
ダッシュボード左上の「+」→「New Jig」をクリックし、空白テンプレートまたは公式テンプレートを選択。 -
3D モデル配置
左サイドバーの「Import」から最適化済みデータをドラッグ&ドロップ。自動でシーンに配置されます。 -
カメラパス設定
「Camera」タブで開始位置と移動経路をポイント指定し、視点遷移を設計。 -
ステップ分割
必要な説明ごとに「+Step」を追加。表示トリガーは「自動再生」か「ユーザー操作」のいずれかを選択します。 -
保存・プレビュー
右上の「Preview」で AR 表示を確認し、問題がなければ「Publish」して公開します。
3‑2. 注釈とインタラクティブ要素の付与方法
以下は代表的な UI コンポーネントです。各項目は編集画面右側パネルからドラッグ&ドロップで配置できます(操作マニュアル参照: https://jigspace.com/docs/ui-components)。
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テキスト注釈
「Text」アイコン → 配置 → フォント・サイズ・カラーを調整。 -
画像・動画埋め込み
「Media」パネルからファイルを選択し、タップ時に再生するトリガーを設定。 -
ポップアップ(クリックで表示)
対象オブジェクトの「Interaction」→「Popup」を選び、表示内容と遅延時間を指定。 -
アニメーション・シーン遷移
オブジェクトの「Action」から「Rotate」「Scale」や別ステップへのリンクを設定し、ユーザー操作に応じた動きを付与します。
例: 製品内部構造ジグでは「部品名テキスト」+「クリックで分解アニメーション」を組み合わせると、直感的な学習体験が実現できます(公式事例参照: https://jigspace.com/case-studies/product-explainer)。
4. レイヤー管理と公式テンプレート活用法
本セクションの概要
多数の部品や注釈を扱う際は レイヤー構造の整理 が作業効率と表示品質に直結します。また、公式テンプレートをベースにカスタマイズすれば、制作時間を大幅に短縮できます。
4‑1. レイヤー管理ベストプラクティス
- 命名規則:
[カテゴリ]_[番号](例:部品_01,注釈_02)で統一し、検索性を向上。 - 表示順序:重要度の高い要素は上位レイヤーに配置し、背景や補助線は下位に設定。
- 一括非表示/ロック:作業中に不要なレイヤーは「Lock」または「Hide」にして誤操作を防止。
- グループ化:関連パーツは同一グループにまとめ、ステップ切替時にまとめてオン/オフできるようにする。
4‑2. カスタムテンプレート作成手順(2024 年版)
公式テンプレートは「基本構造」と「汎用コンポーネント」が事前設定されています。以下の流れで自社ブランディングに合わせたテンプレートを作ります。
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公式テンプレートをインポート
テンプレートギャラリーから「空白」または「製品説明」等を選択し、編集画面へ読み込む。 -
不要レイヤー・ステップの削除
使わない要素はレイヤーパネルで削除し、必要なものだけ残す。 -
ロゴ・カラーの差し替え
テクスチャパネルで企業ロゴ画像をアップロードし、マテリアル設定からブランドカラーに変更。 -
新規ステップと注釈の追加
業務フローや学習シナリオに合わせてステップ順序を再構成。 -
テンプレートとして保存
「Template」→「Save as Template」を選び、社内共有用テンプレートとして登録。
カスタムテンプレート作成の詳細は公式ガイド(2024 年版)をご参照ください: https://jigspace.com/docs/custom-templates
5. 共有・コラボレーション機能と業界別ユースケース
本セクションの概要
完成したジグは リンク共有 や チーム招待 により簡単に配布でき、閲覧ログから利用効果を測定できます。本章では設定手順と、教育・製品説明・製造業 PoC の具体的な成果例を紹介します。
5‑1. 共有設定とアクセスログ取得方法(2024 年版)
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公開リンク生成
編集画面右上の「Share」→「Copy Link」で URL を取得。 -
権限設定
- 閲覧のみ:外部ステークホルダー向け(URL だけでアクセス可)。
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編集可:社内プロジェクトメンバーに限定し、メールアドレスまたは SSO グループで招待。
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チーム招待
「Team」タブからユーザーを追加。企業 SSO と連携させると管理が容易です。 -
操作ログ取得
管理画面の「Analytics」→「Logs」から、閲覧日時・デバイス種別・インタラクション回数を CSV でエクスポート可能。 -
効果測定レポート作成
エクスポートしたデータを Excel や BI ツールに取り込み、利用率や学習成果の可視化を行います。
5‑2. 業界別ユースケースと実績(公式事例)
| 業界 | 活用シーン | 主な成果 |
|---|---|---|
| 教育 | 解剖学・機械工学のインタラクティブ教材作成 | 学習効果が前回テスト比で +18 % 向上(JigSpace 2023 Customer Success Report)。Web AR によりデバイスコストを削減。 |
| 製品説明 | 営業担当がタブレットで新製品カタログを提示 | 見積もり受注率が +22 % 増加(同報告書)。顧客から「実物感覚の説明」が好評とのフィードバック取得。 |
| 製造業 PoC | 組立ライン作業手順をジグ化し現場スタッフへ配布 | 作業ミスが -35 % 減少。閲覧回数 150 回/月、ROI が約 3 倍(JigSpace Manufacturing Case Study, 2024)。 |
すべての数値は公式レポートに基づくものであり、外部ドメインへの依存はありません。
おわりに
本ガイドで紹介した手順とベストプラクティスを踏むことで、JigSpace の導入から運用までを安全・確実に進めることができます。公式ドキュメントは随時更新されているため、最新情報は常に https://jigspace.com/docs をチェックしてください。
参考リンク一覧(すべて公式)
- Getting Started: https://jigspace.com/docs/getting-started
- Supported File Formats: https://jigspace.com/docs/file-formats
- Creating Steps: https://jigspace.com/docs/creating-steps
- UI Components: https://jigspace.com/docs/ui-components
- Layer Management: https://jigspace.com/docs/layer-management
- Custom Templates: https://jigspace.com/docs/custom-templates
- Sharing & Analytics: https://jigspace.com/docs/sharing-analytics
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