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SESの契約形態と時間幅・時給算出方法|2024年最新ガイド

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契約形態とそれぞれの法的位置づけ

契約形態 法的根拠(主な法律・民法条項) 主な特徴 典型的に適した案件
派遣型(労働者派遣) 労働者派遣法、労働基準法 エンジニアは派遣元に雇用され、クライアント先で指揮命令を受ける。時間単価制が一般的。 短期・緊急のスキル補填や、社内リソースが不足しているフェーズ
請負型(業務委託) 民法第632条(請負)※委任とは別枠 成果物(システム、プログラム等)の完成に対し報酬を支払う。作業時間の直接管理は行わないことが多い。 要件が明確で、納品物ベースで予算を組みやすいプロジェクト
準委任・フリーランス 民法第644条以降(準委任) 作業時間に対して時給または日当で請求。SES特有の「時間単価制」を採用しやすい。 数か月以上の継続案件、作業量が変動しやすく可視化が必要なケース

ポイント:契約形態ごとにリスク配分と管理手法が大きく異なるため、導入前に「誰が雇用者か」「成果物の所有権はどうなるか」を明確にしておくことが重要です。


時間幅(タイムマージン)とは何か

定義

時間幅 は、想定稼働時間 に対し許容できる上下限をパーセンテージで示したものです。例として「月160時間 ± 10%」と設定すれば、実際の稼働が144〜176時間の範囲内であれば追加・減額なしで請求できます。

背景

近年、SESベンダーはプロジェクト進行中に生じる「工数変動リスク」を金銭的に可視化したいという要望が高まり、契約書内に時間幅とその超過・不足時の単価調整式を明記する慣行 が広がっています。法制度として標準化されたわけではありませんが、業界ガイドライン(例:IT人材活用推進協議会 2023 年版)でベストプラクティスとして紹介されています。

超過・不足時の調整例

超過/不足 調整式(一例)
超過 1% 超えるごとに基本単価 +5%
不足 1% 減るごとに基本単価 ‑3% (ただし最低単価は契約で設定した下限)

このような式を事前に合意しておくことで、請求金額の算出根拠が明確になり、支払遅延やトラブルを防止できます。


時給算出に影響する主要要素と計算法

基本式

要素 内容 典型的な設定根拠
基本単価 市場平均時給+案件特性上乗せ。厚生労働省「賃金構造基本統計」やJISAのエンジニア給与調査をベースに算出。 例:平均3,200円/h に+300円(高度要件)
スキル係数 資格・実務年数・技術スタックで決定。A=1.2、B=1.0、C=0.8 が一般的。 社内評価マトリクスや外部認証(AWS、Oracle 等)
案件加算 大規模/緊急案件・夜間・休日作業に対する上乗せ。 500円/h(大規模)、200円/h(深夜)
時間幅調整額 超過・不足時の単価変動分。上表の調整式を適用。 超過10% → +5% × 基本単価
リスク係数 クライアント側/ベンダー側が負担する不確実性に応じて 0.95〜1.05 の範囲で設定。根拠はプロジェクトリスク評価シート(例:PMI‑RMP) 0.98(クライアントが若干多く負担)

計算サンプル(月160時間想定)

項目 数値
基本単価 3,200円
スキル係数 (B) ×1.0 → 3,200円
案件加算 (中規模) +300円 → 3,500円
時間幅調整額 (実働170h、上限176h以内) 0円
リスク係数 ×0.98 → 3,430円

最終時給 3,430円 × 160h = 548,800円/月(概算)。
※実際の請求額は消費税・交通費等を別途加算します。


ケーススタディ

1️⃣ 中小企業が「準委任」形態で導入した例

  • 背景:従業員30名、Webシステム保守・機能追加の案件(期間6か月)
  • 契約条件
  • 準委任/時給制
  • 想定稼働160h ± 10%(144〜176h)
  • 基本単価3,200円、スキル係数1.0、案件加算300円、リスク係数0.98
計算ステップ 金額
基本単価+スキル係数 3,200円
+ 案件加算 3,500円
× リスク係数 3,430円
  • 結果:実働162h → 月額 3,430円 × 162h = 555,660円(税込)
  • 効果:予算上限600万円を大幅に下回り、時間幅のおかげで超過工数が発生した場合の単価増も事前に把握できた。

2️⃣ 大手SIが「請負+インセンティブ」方式を採用した例

  • 背景:全社基幹システム刷新(期間18か月、要件変更頻度高)
  • 契約条件
  • 請負型+成果インセンティブ10%
  • 想定稼働160h ± 20%(144〜192h)
  • 基本単価4,200円、スキル係数1.2、リスク係数0.95
計算ステップ 金額
基本単価×スキル係数 5,040円
× リスク係数 4,788円
+ 時間幅調整(超過12% → +3%) +144円 → 4,932円
インセンティブ (成果100%) +493円 (=10%)
最終時給 5,425円
  • 結果:実働170h → 月額 5,425円 × 170h = 921,250円(税抜)
  • 効果:時間幅の広さで工数増に柔軟対応しつつ、インセンティブがエンジニア側のモチベーション向上につながった。

契約書作成時のチェックリスト

カテゴリ 確認項目 具体的な記載例
法令遵守 派遣期間・同一事業所での継続上限 「派遣は原則3年以内、同一事業所での継続は5年を超えない」
時間幅(タイムマージン) 想定稼働時間と許容範囲、調整式 「想定160h/月、±10%(144〜176h)。超過1%につき基本単価5%増」
リスク・インセンティブ リスク係数の根拠、成果指標と報酬率 「リスク係数0.98は固定費比率30%を基に算出」「納期遵守率100%で基本単価10%上乗せ」
支払条件 請求書発行日・支払期限、遅延利息 「請求書受領後30日以内支払い、遅延時は年率14.6%の遅延損害金」
知的財産権 成果物の著作権帰属・使用許諾範囲 「本契約に基づく全ての成果物の著作権は委託者に譲渡し、ベンダーは非独占的使用権を保持」
機密保持 秘密情報の定義と取扱い期間 「本契約終了後も5年間は機密情報を第三者に開示しない」

ポイント:チェックリストを双方でレビューし、合意できない項目は別紙(付録)として根拠資料(リスク評価シートや業界調査レポート等)を添付すると、後々の紛争防止につながります。


まとめ

  1. 契約形態の選定は「雇用関係」「成果物の所有権」「工数管理」の三点で比較し、自社リスク許容度に合わせる。
  2. 時間幅(タイムマージン)は法的義務ではないが、業界慣行として工数変動を金銭化する有効手段。超過・不足時の単価調整式を契約書に明示すべき。
  3. 時給算出モデルは「基本単価+スキル係数+案件加算+時間幅調整±リスク係数」の五要素で構成し、各要素は公的統計や社内評価基準に根拠を持たせる。
  4. 実務ケース(中小企業・大手SI)から分かるように、時間幅とインセンティブの組み合わせは案件規模や変動リスクに応じて柔軟に設計できる。
  5. 契約書チェックリストを活用し、労働者派遣法・民法上の請負・準委任の要件、支払条件、知的財産権などを網羅的に記載すれば、法的リスクと金銭的不確実性を最小化できる。

最終的なアドバイス:SES導入前に「どのリスクを誰が負担するか」を明文化し、数値ベースで根拠付けした単価・時間幅設定を行うことが、プロジェクト成功への鍵です。

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