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デザインシステムの土台を作る
1‑1 カラー・テキストスタイルを定義する
| 項目 | 推奨数 | 命名例(日本語) |
|---|---|---|
| カラースタイル | 5〜8 | Primary/Blue, Secondary/Gray |
| テキストスタイル | 4〜6 | Heading/H1, Body/Regular |
公式ドキュメント: Create and manage color styles
1‑2 コンポーネント化とバリアント作成
- 選択 → コンテキストメニュー > Create component(ショートカット
⌃⌥B) - 右サイドバーの Variants ボタンでバリアントパネルを開く
- バリアントは「状態」だけでなく「サイズ」「テーマ」など、管理したい属性ごとにプロパティを追加
ベストプラクティス:バリアント名は
State=DefaultのようにProperty=Value形式で統一すると、開発者へのハンドオフが楽になる(Figma Help: Add variants to a component)。
Prototype タブの表示とフレーム配置
2‑1 Prototype タブを開く
右上メニューの Design / Prototype アイコン列から Prototype をクリック。
2‑2 フレームの作成とデバイス設定
| 手順 | 操作 |
|---|---|
| 1 | F キーで Frame ツールを選択し、画面サイズ(例:iPhone 13: 390 × 844)を指定 |
| 2 | 作成したフレームをドラッグして遷移順に配置 |
| 3 | プロパティパネル下部の Device ドロップダウンから対象デバイスを選択(iOS、Android、Desktop など) |
Figma が提供するデバイスプリセットは「Design」タブでも確認可能です。
リンクとインタラクションの設定手順
3‑1 画面間リンクの作成
- 起点となるオブジェクト(ボタンやカード)を選択
- Prototype パネルで + をクリックし、矢印が出たら遷移先フレームへドラッグ
- ポップアップで「Interaction」>「Navigate to」を選び、対象フレームを指定
3‑2 トリガー・遷移タイプ・イージングの設定
| 項目 | デフォルト値(Figma 推奨) | 設定例 |
|---|---|---|
| イージング | Ease In Out (0.2 s) |
Animation > Smart Animate, Easing: Ease In Out |
| デュレーション | 200 ms〜500 ms(用途に応じて) | Duration: 300 ms |
| トリガー | On Click が最も一般的 |
Trigger: On Click |
根拠:Figma の公式アニメーション設定画面でデフォルトが「Ease In Out / 0.2 s」と表示される(Prototype interaction basics)。
主なトリガーと利用シーン
| トリガー | 主な用途 |
|---|---|
| On Click | ボタン押下、ページ遷移 |
| While Hover | メニューのホバー効果、ツールチップ表示 |
| After Delay | ローディング画面や自動スライドショー |
Smart Animate とバリアントで作るマイクロインタラクション
4‑1 Smart Animate の有効化手順
- 同一コンポーネント内で Default と Hover バリアントを作成
- 各バリアントでレイヤー構造(名前・階層)を一致させる
- プロトタイプモードで Default → Hover のリンクを設定し、Animation を Smart Animate に変更
| 設定項目 | 推奨値 |
|---|---|
| イージング | Ease Out |
| デュレーション | 0.2 s |
4‑2 バリアントで状態管理する例
| バリアント名 | 背景色 | テキスト色 | 不透明度 |
|---|---|---|---|
State=Default |
#0069FF | #FFFFFF | 1 |
State=Hover |
#0052CC | #FFFFFF | 1 |
State=Pressed |
#0041A3 | #FFFFFF | 0.9 |
State=Disabled |
#CCCCCC | #666666 | 0.5 |
設定フロー
- Default → Hover:トリガー While Hover、アニメーション Instant(状態切替のみ)
- Hover → Pressed:トリガー On Click、アニメーション Smart Animate(0.15 s,
Ease In)
バリアントのプロパティは Properties Panel > Variants で「+」ボタンから追加できます。命名規則は
State=…とすると検索が容易です。
プレビュー・共有・開発者ハンドオフ
5‑1 デバイスフレームでのプレビュー
| 手順 | 操作 |
|---|---|
| 1 | プロトタイプモード右上の Present(再生)ボタンをクリック |
| 2 | 左側に表示される Device ドロップダウンから対象端末を選択 |
| 3 | キーボードショートカット Shift + ? でヘルプ一覧を呼び出し、操作方法を確認 |
5‑2 共有リンクの作成とコメント機能
- 右上 Share ボタン → 「Anyone with the link can view」または「Can comment」を選択
- 「Copy link」で URL を取得し、Slack・メール等で配布
- コメントモードは画面左下の Comment アイコンから起動し、対象レイヤーに直接ピン留めできる
開発者向けハンドオフ
- 同じリンク上部の Inspect タブで CSS、Swift、Android のコードスニペットが自動生成される
- 画面サイズ・間隔は Measure ツール(
⌘+Shift+R)で取得可能
詳細は公式ヘルプ: Hand off designs to developers
まとめとチェックリスト
| ✅ | 実施項目 |
|---|---|
| 1 | カラー・テキストスタイルを 5 〜 8 種類定義し、名前に用途を付与したか |
| 2 | 共通 UI 部品をコンポーネント化し、必要な状態はすべて Variant で管理しているか |
| 3 | Prototype タブを開き、フレームのデバイス設定と順序が正しいか |
| 4 | 各遷移に対し Trigger / Animation / Easing / Duration を公式推奨値(Ease In/Out, 0.2‑0.5 s)で設定したか |
| 5 | Smart Animate が有効になるよう、レイヤー構造が一致しているか |
| 6 | プレゼンテーションモードで複数デバイスを確認し、動作に問題がないか |
| 7 | 共有リンクの権限設定とコメント機能を有効化したか |
| 8 | Inspect タブで生成されたコードスニペットを開発者に提示できる状態か |
この手順をすべて実行すれば、デザインシステムの整合性が保たれたまま、Figma のみで完成度の高いインタラクティブプロトタイプを短時間で作成できます。
参考情報は全て Figma ヘルプセンター(英語版)から引用していますが、日本語ページも同様の内容が掲載されていますので、必要に応じて言語切替をご利用ください。