Contents
1. 共有に必要な前提条件
| 前提 | 内容 |
|---|---|
| Figma アカウント | ファイルオーナーは必ずログイン状態であること。閲覧者は無料プランでも Viewer/Commenter が利用可能です。 |
| 権限 (Owner / Editor) | 共有設定を変更できるのはファイルの Owner または Editor のみです。 |
| ネット環境 | 生成されたリンクはクラウド上に保存されるため、インターネット接続が必須です。 |
ポイント
必要条件を確認したら次は「プロトタイプビュー」へ移動し、共有パネルを開きます。
2. プロトタイプビューへの切替と共有パネルの表示
-
Figma にログイン → 対象ファイルを開く
左サイドバーから目的のデザインファイルを選択します。 -
プロトタイプモードに入る
右上の「プレゼンテーション」アイコン(▶)をクリックすると、プレビュー領域が表示されます。 -
共有ボタンをクリック
ツールバー最右端に常に表示されている人型+リンクマークの「共有」アイコンを押すと、共有パネルが展開します。 -
プロトタイプだけを対象にしたい場合
パネル下部の 「プロトタイプのみを共有」 を有効化すると、ファイル全体ではなく選択中のフローだけがリンクに含まれます。
3. リンク共有オプションと権限設定
3‑1. 誰でも閲覧可能(Viewer)
- 設定:リンクのアクセスレベルを「Anyone with the link」→ 「Can view」に変更。
- 用途例:外部クライアントやステークホルダーにデザインレビュー用リンクを配布。
3‑2. 組織内限定(Domain Restriction)
- 設定:「Organization only」+ 必要な権限(Viewer / Commenter / Editor)を選択。
- 効果:SSO やメールドメインでアクセスが制御され、外部からの不正ログインを防止。
3‑3. 個別ユーザー指定
- 設定:メールアドレスを入力し、個々に Viewer / Commenter / Editor を割り当て。
- メリット:最小権限の原則(Least Privilege)を守りつつ、必要な人だけにアクセス許可が可能。
権限マトリックス
| アクセスレベル | Viewer (閲覧) | Commenter (コメント) | Editor (編集) |
|---|---|---|---|
| 誰でも閲覧可能 | ○ | - | - |
| 組織内限定 | ○ | △(必要に応じて) | △ |
| 個別指定 | 任意設定可 | 任意設定可 | 任意設定可 |
4. メールアドレスでの個別招待手順
- 共有パネル下部の「メールで招待」 フィールドに相手のメールアドレスを入力。
- ドロップダウンから付与したい権限(Viewer / Commenter / Editor)を選択。
- 任意でメッセージを添えて 「Invite」 ボタンをクリック。
注意点
- 招待メールは迷惑メールフォルダーに振り分けられることがあります。送信後に相手へ確認の旨を伝えると安心です。
- 権限変更は同じパネルから随時更新でき、履歴も残ります。
5. 公開リンク取得・埋め込みコード生成
5‑1. リンクのコピー
| 手順 | 操作 |
|---|---|
| ① | 共有パネル上部に表示される「プロトタイプへのリンク」を確認 |
| ② | 右側の 📋 コピー アイコンをクリック → クリップボードへ保存 |
5‑2. 埋め込みコード(iframe)の取得
- パネル下部の 「埋め込む」 ボタンをクリック。
- 表示された HTML スニペット(
<iframe src="https://www.figma.com/embed?...">)をコピーし、Web ページやドキュメントに貼り付ける。
埋め込みコードは 閲覧権限 が Viewer に設定されている場合のみ有効です。
6. クライアントがアカウント不要で閲覧できる設定と留意点
| 設定項目 | 内容 |
|---|---|
| アクセスレベル | 「Anyone with the link」+ Viewer |
| 有効期限 | 手動で管理し、不要になったら 「リンクを無効化」 する |
| 機密情報の扱い | 公開リンクに機密画面が含まれないよう、別ファイルに切り出す |
リンク有効期間の管理や閲覧ログの確認は、Figma の「アクティビティ履歴」から行えます。
参考: Reddit – クライアント向けプロトタイプ共有例
7. セキュリティベストプラクティス
| 項目 | 推奨アクション |
|---|---|
| 最小権限の原則 | 必要な権限だけを付与し、Editor は極力避ける |
| リンクの定期更新 | 1〜3か月ごとに公開リンクを再生成し、古いリンクは無効化 |
| アクセスログ監査 | 「アクティビティ」ページで閲覧履歴をチェックし、不審なアクセスがないか確認 |
| 機密情報の分離 | 機密画面は別ファイルに切り出し、共有対象外に設定 |
| 二要素認証 (2FA) の導入 | 組織全体で 2FA を必須化し、アカウント乗っ取りリスクを低減 |
8. まとめ
- 前提条件(アカウント・権限・ネット環境)を整えたら、プロトタイプビューの右上にある共有ボタンでパネルを開くだけです。
- リンクオプションは「誰でも閲覧」「組織内限定」「個別指定」の3種類があり、目的に応じて最適な権限を選びます。
- メール招待はシンプルで確実、招待メールの届き先確認だけ忘れずに。
- 公開リンク・埋め込みコードはパネルから即取得でき、クライアントがアカウント不要で閲覧可能です。ただし、有効期限や機密情報の除外など運用ルールを設けましょう。
- ベストプラクティス(最小権限・定期的なリンク更新・ログ監査・2FA)を徹底すれば、情報漏洩リスクを大幅に低減できます。
この流れとチェックポイントを押さえておけば、Figma でのプロトタイプ共有はスムーズかつ安全に行えるでしょう。ぜひ実務で活用してください。