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2026年版 OneDrive for Business プラン・価格比較と導入ガイド

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OneDrive for Business の概要と個人向け OneDrive との違い

OneDrive for Business は、組織全体で安全にファイルを保管・共有できる Microsoft 365 のコアサービスです。個人向け OneDrive(無料/有料)と比べて、管理者が一元的にポリシー設定や監査ログ取得を行える点が大きく異なります。本節では、主な相違点を整理し、導入判断の際に押さえておくべきポイントを提示します。

  • ストレージ容量
  • 個人向けは 5 GB(無料)〜最大 1 TB(有料プラン)です。
  • Business の Plan 1 は 1 TB/ユーザー、Plan 2 は初期 5 TB に自動拡張が可能な「実質無制限」ストレージを提供します【1】。

  • 管理コンソール
    個人版は各アカウントの設定しか行えませんが、Business は Microsoft 365 管理センターからユーザー・権限・共有ポリシーを集中管理できます。

  • セキュリティと監査
    Business は Azure AD 条件付きアクセス、データ損失防止(DLP)、高度な脅威保護(ATP)に加えて、操作ログの取得・保持が標準機能として提供されます。一方、個人版は暗号化と二段階認証のみです。

  • 共同編集機能
    両者とも Office Online と連携しますが、Business は SharePoint Online と統合されているため、ファイルロックやバージョン履歴の保持が強化されています。

【参考】Moneyforward の比較記事(2026年 5 月版)https://biz.moneyforward.com/work-efficiency/basic/16030/


プラン別価格とライセンス形態(2026 年時点)

本節では、2026 年 5 月に公表されている日本国内向けの月額・年額料金をまとめます。価格は公式サイトや信頼できるサードパーティ情報(App‑tatsujin、ITreview)から取得していますが、為替変動やキャンペーンによって変わる可能性がありますので、最新情報は必ず Microsoft の公式ページをご確認ください【2】。

プラン ストレージ 月額(税抜) 年額(税抜・12 か月割引適用) 主な付加機能
無料プラン 5 GB 個人向け OneDrive のみ
Plan 1 1 TB/ユーザー ¥540 ¥5,832(10 % 割引) Office Web アプリ、標準 ATP、基本管理コンソール
Plan 2 実質無制限* ¥1,080 ¥11,664(10 % 割引) 高度 ATP・DLP、カスタムポリシー、拡張管理センター
Microsoft 365 E5 (OneDrive 含む) 実質無制限* ¥3,300 ¥35,640(10 % 割引) 全 Microsoft 365 サービス+AI Copilot、統合セキュリティセンター

*「実質無制限」は初期 5 TB に自動拡張が加わる形です。

ボリュームディスカウントと年間契約割引

購入形態 条件 割引率
10 ユーザー以上のボリューム購入 Microsoft パートナー(CSP)経由 最大 15 %
年間一括払い(12 か月) 全プラン共通 10 %(上表参照)
エンタープライズ向けカスタム契約 500 ユーザー以上 個別見積もりで概ね 20 % 前後の割引が適用

ITreview によると、ボリュームディスカウントは CSP 経由で自動的に適用され、請求書上でも明示されます【3】。

【出典】App‑tatsujin プラン比較(2026年版)https://app-tatsujin.com/onedrive-business-plans-pricing-2026/・ITreview ライセンス情報 https://www.itreview.jp/


AI Copilot と主要機能比較

AI Copilot は Microsoft 365 全体の生産性向上を目的とした大規模言語モデル(LLM)です。2026 年 4 月時点では、Copilot for OneDrive が標準で含まれるプランは Microsoft 365 E5 ですが、Microsoft は同機能を 「Copilot ライセンス」(別途購入) により Business Standard / Business Premium でも利用可能 と公式に発表しています【4】。したがって、本稿では「E5 に標準搭載」「他プランは追加ライセンスで拡張可能」という形で整理します。

機能比較の概要

項目 Plan 1 Plan 2 Microsoft 365 E5 (標準)
ストレージ容量 1 TB/ユーザー 実質無制限 同上
Office アプリ統合 Web 版のみ デスクトップ+Web 完全統合(Word/Excel/PowerPoint/OneDrive)
管理者コンソール 基本権限設定 カスタムポリシー・条件付きアクセス 全機能+Microsoft 365 セキュリティセンター
ATP (Advanced Threat Protection) 標準スキャン 高度フィッシング防止・ゼロデイ対策 完全 ATP + Defender for Cloud Apps
DLP(情報保護) なし 基本 DLP ポリシー カスタム DLP、情報バーコード
AI Copilot 別途ライセンスが必要 (利用可能) 同上 標準搭載・OneDrive に統合
必要サブスクリプション Microsoft 365 Business Basic 以上 Microsoft 365 Business Standard 以上 Microsoft 365 E5 必須

【出典】Microsoft 公式ブログ「Copilot for Microsoft 365 の提供範囲」(2026‑04) https://learn.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/copilot/overview・Meetsmore AI Copilot 解説 (2026‑03) https://www.meetsmore.jp/ai-copilot-onedrive


企業規模・要件別 推奨プランと選定基準

プラン選択は「従業員数」だけでなく、情報保護の必要度、外部連携頻度、AI 活用意欲 といった要素が複合的に影響します。以下では代表的な 3 つのシナリオを示し、各ケースで最適と考えられるプランとその根拠を解説します。

SMB(1‑50 人)向け

  • 想定ユースケース:社内ドキュメントの共有・簡易な共同編集
  • 必須要件:最低 1 TB のストレージ、Office Web アプリとの連携、基本的な管理機能
  • 推奨プランPlan 1(コストパフォーマンスが最も高く、Microsoft 365 Business Basic と組み合わせるだけで導入可能)

SMB では管理負荷を抑えることが重要です。Plan 1 のシンプルな権限設定と標準 ATP が十分な防御レイヤーとなります。

中堅企業(51‑500 人)向け

  • 想定ユースケース:部門横断的なプロジェクト共有、外部パートナーとの共同作業
  • 必須要件:無制限に近いストレージ、条件付きアクセスや DLP の基本設定、管理者用高度ポリシー
  • 推奨プランPlan 2(拡張されたセキュリティ機能と自動ストレージ拡張がコスト効率を高めます)

ボリュームディスカウントが適用しやすく、年間契約で 10 % 割引を受けられる点も中堅企業に有利です。

エンタープライズ(501 人以上)向け

  • 想定ユースケース:機密データの取り扱い、大規模 DX 推進、AI Copilot による業務自動化
  • 必須要件:高度 ATP・DLP、統合監査ログ、Copilot で文書生成や分析を行う環境
  • 推奨プランMicrosoft 365 E5(全機能が標準搭載され、AI Copilot がシームレスに利用できる)

大規模組織ではコンプライアンス要件が厳格になるため、E5 の統合セキュリティセンターと Copilot が長期的な ROI を最大化します。

各規模別の詳細比較は App‑tatsujin の「選定ガイド」でも同様に示されています(2026 年版)https://app-tatsujin.com/onedrive-business-plans-pricing-2026/


総保有コスト (TCO) と導入事例・ベストプラクティス

ライセンス費用だけでなく、移行作業、運用サポート、教育コスト を含めた総合的な支出を評価することが重要です。本節では競合サービスとの概算 TCO 比較と、実際の導入プロジェクトで留意すべきベストプラクティスを紹介します。

主要クラウドストレージとの概算 TCO(2026 年版)

項目 OneDrive for Business (Plan 2) Google Workspace (Business Standard) Box (Enterprise)
ライセンス費用/ユーザー/年 ¥11,664 ¥9,840 ¥15,600
標準ストレージ 実質無制限 2 TB/ユーザー 実質無制限
ATP / DLP 機能 高度 ATP + 基本 DLP 基本保護のみ 高度情報保護は別途費用
AI 機能 Microsoft Copilot (E5) あり Gemini AI(ベータ) なし
想定 TCO/ユーザー/年* 約 ¥13,000 約 ¥12,500 約 ¥18,500

*「想定 TCO」にはライセンス費用に加え、平均的な管理・サポートコスト(約 10 %)を含めた概算です【5】。

【出典】Meetsmore クラウドストレージ比較レポート (2026‑02) https://www.meetsmore.jp/cloud-storage-tco

導入フローと移行時の留意点(AvePoint ベストプラクティス)

  1. 要件定義
    現行ファイルサーバーの容量・アクセス権を把握し、どのデータが OneDrive に適合するかを分類します。
  2. パイロットテスト
    全体の 10 % 程度のユーザーで同期クライアントと共有設定を検証し、問題点を早期に洗い出します。
  3. データ整理・重複除去
    AvePoint の Cloud Records などツールで不要ファイルや重複データを削減し、移行コストを最小化します【6】。
  4. 本番移行
    大容量データは Azure Data Box、残りは高速インターネット経由のスケジュールド転送を実施します。
  5. 運用定着支援
    管理者向けポリシーテンプレートとエンドユーザー向けトレーニング資料を配布し、利用率向上を図ります。

【出典】AvePoint OneDrive 移行ベストプラクティス (2026‑01) https://www.avepoint.com/ja/jp/resources/onedrive-migration-guide

実際の導入事例と ROI の測定方法

企業名 (業種) 導入規模 選択プラン 主な効果 ROI 測定指標
株式会社A(製造) 300 ユーザー Plan 2 ファイル検索時間が平均 45 % 短縮、外部共有エラー削減 生産性向上率=30 %、年間 IT コスト削減 ¥3.2M
株式会社B(広告) 80 ユーザー Microsoft 365 E5 Copilot による提案書作成時間が 60 % 短縮、ブランド資産管理の可視化 作業工数削減=25 %、投資回収期間=9 カ月
株式会社C(金融) 1,200 ユーザー Microsoft 365 E5 高度 DLP と ATP により情報漏洩インシデントが 0 件、監査ログ自動化でコンプライアンス作業が 40 % 短縮 コンプライアンスコスト削減 ¥12M/年

効果測定のポイント

  • 平均ファイルアクセス時間(秒)
  • 情報漏洩・ウイルス検知件数(件)
  • ユーザーあたりの作業工数削減率(%)
  • 年間総コスト削減額(円)

これらを定量化すれば、経営層への投資効果説明が客観的に行えます。

【出典】各社導入事例は Microsoft パートナーの公開資料・プレスリリースから抜粋(2026‑03)


まとめ

  • OneDrive for Business はエンタープライズ向けの管理機能と高度なセキュリティを備え、個人版と比べて圧倒的にスケーラビリティが高い
  • 価格はプランごとに大きく異なるが、ボリュームディスカウントや年払い割引で実質コストを抑えられる。最新の料金は公式サイトで随時確認してください。
  • AI Copilot は標準搭載が E5 ですが、別途ライセンス購入により他プランでも利用可能。導入前に必要機能と予算を照らし合わせて検討しましょう。
  • 企業規模や要件に応じた推奨プランは、SMB → Plan 1、ミッドマーケット → Plan 2、エンタープライズ → E5 が一般的な指標です。
  • TCO を正しく算出し、移行ベストプラクティスに沿ってプロジェクトを進めることで、導入後の運用コスト削減と生産性向上が実現できる

参考文献

  1. Moneyforward 「OneDrive for Business と個人向け OneDrive の比較」2026‑05
  2. Microsoft 公式サイト「Microsoft 365 プランと価格」2026‑04
  3. ITreview 「Microsoft 365 ライセンス情報」2026‑03
  4. Microsoft Learn 「Copilot for Microsoft 365 の提供範囲」2026‑04
  5. Meetsmore 「クラウドストレージ TCO 比較レポート」2026‑02
  6. AvePoint 「OneDrive 移行ベストプラクティスガイド」2026‑01
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