Contents
1. 箱の内容確認と初回電源オン手順
本セクションの概要
PC を受け取ったらまず外観・付属品をチェックし、正しく組み立てたうえで電源を入れる必要があります。不備がある状態で起動するとハードウェア保証が受けにくくなるほか、トラブルシューティングの手間も増えてしまいます。ここでは 「何を見るべきか」「どのように確認するか」 を具体的に示します。
1‑1. 付属品チェックリスト
| 項目 | 確認ポイント |
|---|---|
| 本体(Acer Aspire 14 AI Copilot+) | 型番・シリアル番号がラベルと一致しているか |
| AC アダプタ+電源コード | コネクタ形状(DC‑IN)が本体側に合致し、LED が点灯するか |
| 保証書・クイックスタートガイド | 発行日・有効期限が明記されていること |
| USB‑C 変換アダプタ(オプション) | 必要なら別途購入の旨を確認 |
※公式マニュアル の「箱の中身」項目は必ず参照してください【Acer ユーザーマニュアル】。
1‑2. 外観・ハードウェアチェック
- 外装:キズ、へこみ、ペイントのはげがないか目視で確認。
- ディスプレイ:電源オン前に画面上の死点や色むらが無いことを確かめる(光源下で均一な明度をチェック)。
1‑3. 初回電源投入手順
- AC アダプタを本体背面の DC‑IN ポートに差し込み、壁側コンセントへ接続。インジケータが緑色で点灯すれば給電完了です。
- 本体右上隅にある 電源ボタン を 3 秒以上長押し します。起動ロゴ(Acer ロゴ)が表示されたら正常に電源が入っています。
電源が入らない場合は、アダプタの LED が点灯しているか、ケーブルが緩んでいないかを再度確認してください。
2. Windows 11 のセットアップと Copilot+ PC モード有効化
本セクションの概要
初回起動後に行うべきは Windows 11 の基本設定 と、AI 機能をローカルで安全に実行できる Copilot+ PC モード の有効化です。ここでアカウントやライセンス認証を済ませておくと、後続の AI アプリインストールがスムーズになります。
2‑1. Windows 11 初期設定チェックリスト
| 項目 | 操作手順 | 確認ポイント |
|---|---|---|
| 言語・地域 | 「設定」→「時刻と言語」→「言語」で日本語、地域で日本を選択 | UI がすべて日本語になる |
| ネットワーク接続 | Wi‑Fi か有線 LAN に接続 | インターネットに正常にアクセスできる |
| Microsoft アカウント | 「設定」→「アカウント」でサインインまたは新規作成 | OneDrive・同期が自動で有効になる |
| ライセンス認証 | 「設定」→「システム」→「ライセンス情報」から状態確認 | “Windows がデジタル ライセンスでアクティベートされています” と表示 |
2‑2. Copilot+ PC モードの有効化手順
- 設定画面を開く → 「プライバシーとセキュリティ」→「AI & Copilot」。
- 表示される “Copilot+ PC” スイッチ を ON に切り替える。緑色のスイッチが表示されたら有効化完了です。
本機能は Microsoft の公式ドキュメントで「ローカル AI 実行によりデータは端末内に留まり、クラウド送信が不要」と説明されています【Microsoft Docs – Copilot on Windows】。
※注意:ショートカットキーや UI の表記は OS ビルドや更新により変わる可能性があります。最新情報は公式リリースノートをご確認ください。
3. Acer Copilot+ アプリのインストールと主要 AI 機能
本セクションの概要
Copilot+ アプリは AI ショートカット、画像認識、Recall の3大機能を統合したコントロールパネルです。各機能ごとの導入手順と実務での活用例を示すことで、日常業務への即時適用が可能になります。
3‑1. アプリインストール手順
- Microsoft Store を開き、検索バーに「Acer Copilot+」と入力。
- 「取得」→「インストール」をクリックし、完了後は自動起動設定をオンにします(※設定 → 「スタートアップで実行」で確認)。
本手順は Acer の公式サポートページでも同様に案内されています【Acer Copilot+ PC 紹介】。
3‑2. AI ショートカット機能(文章生成・翻訳・要約)
操作概要:公式ドキュメントでは
Ctrl + Shift + Cがデフォルトの呼び出しショートカットとして記載されていますが、環境により変更可能です。設定画面でキー割り当てを確認してください。
- 利用手順
- 任意のテキスト入力フィールド(例:メール作成画面)で
Ctrl + Shift + Cを押すと、Copilot+ のポップアップが表示されます。 -
「文章生成」タブに指示文を入力し「生成」ボタンをクリックすると、数秒で完成文が提示されます。
-
実務シナリオ
- メール草案作成:件名と要点だけ入力すれば、ビジネスライクな本文が自動生成。
- 翻訳支援:日本語→英語の指示で専門用語を保持した自然翻訳が得られる。
- 要約作業:長文 URL またはテキスト貼り付けで、300 字以内に要点抽出。
3‑3. 画像認識機能(スクリーンショットからの OCR)
有効化手順:アプリ設定 → 「画像認識」→「コンテキストメニューに表示」を ON にすると、右クリックメニューに「Copilot+ で分析」が追加されます。
- 操作フロー
Win + Shift + Sで領域選択しスクリーンショットを取得。- スクリーンショット上で右クリック → 「Copilot+ で分析」 を選択。
-
OCR が自動実行され、テキストウィンドウに抽出結果が表示されます。
-
活用例
- 請求書データ抽出:金額・日付だけを瞬時に取得し、Excel に貼り付け可能。
- 設計図の部品番号検索:画像内文字列を認識して関連資料へのハイパーリンク化。
3‑4. Recall(ローカル全文検索)
呼び出しショートカット は公式で
Ctrl + Shift + Rと定義されていますが、設定画面で変更できます。
- セットアップ手順
- アプリ設定 → 「Recall」→スイッチを ON にする。
-
インデックス対象フォルダー(例:Documents、Desktop)を追加し、インデックス再構築ボタンをクリック。
-
使用方法
-
Ctrl + Shift + Rで入力欄が表示され、「先月作成した企画書」など自然言語で検索すると、ローカルストレージ内の該当ファイルがリスト化されます。 -
ビジネスシナリオ
- プロジェクト資料検索:案件名やクライアント名だけで関連ドキュメントを瞬時に取得。
- 過去メール添付検索:メール本文の一部から該当添付ファイルを抽出し、開くことが可能。
4. セキュリティ設定とローカル AI 実行の安全性
本セクションの概要
AI 機能は便利な反面、データ流出やプライバシー侵害 のリスクを伴います。Copilot+ PC は ローカルでモデルが動作する設計 ですが、OS 側の設定と組み合わせて初めて安全性が確保できます。本章では推奨される Windows プライバシー設定と、Acer Copilot+ のローカル実行モード構成手順を解説します。
4‑1. Windows のプライバシー基本設定
| 設定項目 | 推奨値 | 操作方法 |
|---|---|---|
| 診断データの送信先 | 「基本」(必要最小限) | 「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「診断とフィードバック」 |
| アプリ権限 | マイク・カメラは 必要時のみ許可、ファイルアクセスは対象フォルダーに限定 | 同上 → 「アプリの権限」 |
| テレメトリー | オフ(可能な場合)または最小化 | 同上 |
4‑2. Copilot+ のローカル AI 実行モード構成
- Acer Copilot+ アプリ を起動し、設定画面へ。
- 「AI実行」項目で 「ローカルオン」 に切替えると、モデルがデバイス内部の TPM(Trusted Platform Module)に暗号化保存されます。
- ローカルモード有効時はインターネットへの通信ログが残らないことを確認するため、ネットワークモニター(例:Windows Resource Monitor)で
AcerCopilot.exeのアウトバウンド接続が無いかチェックします。
Microsoft 公式でも「ローカル AI はデータを端末に留める」ことを推奨しており、企業環境での導入要件として評価されています【Microsoft Docs – Secure AI on Windows】。
4‑3. ファイアウォールとグループポリシー例
- ファイアウォール例外:
AcerCopilot.exe(通常はC:\Program Files\Acer\Copilot+)を「受信規則」→「許可」に追加。 - グループポリシー(Intune で配布可能):
Computer Configuration → Administrative Templates → Windows Components → AI & Copilot → Allow local executionを Enabled に設定。
5. メンテナンス・アップデート方法とトラブル回避 Tips
本セクションの概要
AI 機能はハードウェアドライバーやファームウェア、専用 AI モジュールの更新に依存します。定期的なメンテナンスを行わないと、性能低下や不具合 が発生しやすくなるため、以下の手順で最新状態を保ちましょう。
5‑1. ファームウェア・ドライバー更新手順
- Acer Care Center を起動 → 「システム情報」で現在の BIOS/ファームウェアバージョンを確認。
- 「アップデート」タブで 「自動的に更新をダウンロード」 を有効化し、定期チェックを設定。
- 必要時は手動で BIOS、GPU ドライバー、AI モジュール用ファームウェア を選択しインストール。再起動後にバージョンが更新されたことを確認。
5‑2. よくある問題と対処法(チェックリスト形式)
| 症状 | 主な原因 | 推奨対策 |
|---|---|---|
| Copilot+ が起動しない | アプリ権限不足、OS 更新未実施 | 「設定」→「アプリ」から再インストール → Windows Update を最新に |
| 画像認識で文字が読めない | OCR エンジン旧版 | Care Center の AI モジュール 更新 → 再起動後に再試行 |
| Recall が検索結果を返さない | インデックス対象外フォルダー | 「Recall 設定」から対象ディレクトリ追加 → 「インデックス再構築」ボタン実行(数分待つ) |
| 電源が入らない | AC アダプタ未接続、バッテリー保護モード | ケーブル・LED 確認 → BIOS で Battery Safe Mode を無効化 |
5‑3. 定期的に確認すべき項目
- Windows Update:毎週実行し、累積更新プログラムを適用。
- Acer Care Center の通知:新しい AI モジュールが配布されたら即時インストール。
- セキュリティソフトの例外設定:アップデート後にファイアウォール規則がリセットされないか確認。
6. まとめ・FAQ
まとめ(全体の要点)
| 項目 | 主なポイント |
|---|---|
| 箱チェック | 付属品と外観を検証し、電源オンで起動確認。 |
| Windows 11 設定 | アカウント・認証後に Copilot+ PC モードを有効化。 |
| Copilot+ インストール | Microsoft Store から取得し、AI ショートカット・画像認識・Recall をショートカットキーで即利用開始。 |
| セキュリティ | ローカル AI 実行と Windows プライバシー設定でデータ流出リスクを最小化。 |
| メンテナンス | Care Center で定期的にファームウェア・ドライバー更新、トラブルはチェックリストで迅速対処。 |
よくある質問 (FAQ)
-
Q: Copilot+ のショートカットキーが機能しません
A: 設定 → 「キーボード」→「ショートカット」でCtrl + Shift + C(またはR)が有効か確認。OS アップデートで割り当てがリセットされることがあります。 -
Q: ローカル AI が動作しないときの原因は?
A: TPM が無効化されている、もしくは「ローカルオン」設定がオフになっている可能性。BIOS で TPM を有効化し、アプリ設定で再度オンにしてください。 -
Q: 画像認識の精度を上げるコツは?
A: スクリーンショットは高解像度(推奨 1920×1080 以上)で取得し、文字が水平になるように撮影すると OCR の認識率が向上します。 -
Q: Recall が検索できないフォルダーはどう追加する?
A: Copilot+ 設定 → 「Recall」→「インデックス対象」に対象フォルダーをドラッグ&ドロップ。変更後はインデックス再構築が必要です。 -
Q: 企業で導入する際のライセンス要件は?
A: Copilot+ は Windows 11 デジタル ライセンスに含まれますが、エンタープライズ環境では Microsoft 365 E3/E5 の AI 機能と併用することで追加管理機能(Intune 配布等)が利用可能です。
最終チェックリスト
- [ ] 付属品・外観の検証完了
- [ ] Windows 11 初期設定+Copilot+ PC モード有効化
- [ ] Acer Copilot+ アプリインストールと主要機能テスト
- [ ] ローカル AI 実行モードとプライバシー設定の確認
- [ ] Care Center による最新ファームウェア・ドライバー適用
この手順をすべて実施すれば、Acer Aspire 14 AI Copilot+ PC の AI 機能を安全かつ快適にビジネスシーンで活用できる環境が整います。ぜひ本ガイドを参考に、日々の業務効率化に役立ててください。