Contents
1. 製品概要と公式スペック
Xiaomi Buds 4 Pro は、10 mm 動的ドライバーと LDAC 対応のハイレゾ対応フラッグシップモデルです。価格は約8,000円前後で、同クラスの他社製品と比べてもコストパフォーマンスが高い点が特徴です。本節では、まず公式情報に基づくノイズキャンセル数値と、その根拠を明示します。
1‑1. 公式FAQ に記載された NC 深さ(出典明示)
Xiaomi の中国公式サイトに掲載されている「FAQ – Redmi Buds 4 Pro」(2026年5月閲覧) では、同シリーズの製品について 「ノイズキャンセル深さ 約 43 dB」 と記載されています。Xiaomi Buds 4 Pro はハードウェアが Redmi Buds 4 Pro と完全に共有されているため、公式はこの数値を間接的に適用しています。
| 製品名 | ノイズキャンセル深さ(公式) |
|---|---|
| Redmi Buds 4 Pro (Xiaomi Buds 4 Pro と同等) | 約 43 dB |
ただし、Xiaomi の日本向け公式ページには直接的な数値が掲載されていない点に留意してください。上記は中国本部の情報を参照したものであり、実際の測定結果とは若干差異が生じる可能性があります。
1‑2. 実測レビューとの相関
国内外のレビュアーが行った ANC 測定(dB 減衰)では、最大で 42〜44 dB の削減が報告されています。たとえば、TechRadar Japan(2025年10月掲載)の測定結果は「標準モードで 41.8 dB、強化モードで 43.2 dB」の範囲でした。この実測値は公式 FAQ の 約 43 dB と概ね一致し、数値の信頼性を裏付けています。
2. 使用シーン別 ANC 効果
数値だけではイメージしにくいノイズ低減感覚を具体的に把握するため、日常でよく遭遇する音環境ごとの体感結果をまとめました。各シーンの測定手法と主観評価を併記しています。
2‑1. エアコン・換気扇音での体感
chibimegane.jp(2025年3月掲載)の実測レポートでは、エアコンや換気扇などの低周波ノイズが 20〜30 dB 程度削減されたと報告されています。以下は代表的な数値です。
| 音源 | 騒音レベル(ANC OFF) | ANC ON 時の減衰量 | 主観評価 |
|---|---|---|---|
| エアコン (約45 dB) | 45 dB | ≈20 dB 減少 → 約25 dB に低下 | 「会話レベルまで静かになった」 |
| 換気扇 (約55 dB) | 55 dB | ≈30 dB 減少 → 約25 dB に低下(強化モード) | 「ほぼ聞こえなくなった」 |
実測は室内でのマイクロフォン測定と、同時にユーザーが主観的に評価した結果を組み合わせたものです。
2‑2. 電車・地下鉄のホワイトノイズ
RailTech(2026年1月)による乗車中テストでは、車内騒音(約70 dB)に対して 38 dB の削減が確認されました。標準モードで 32 dB、強化モードで 38 dB の差が出ており、通勤・通学時の快適性向上に寄与しています。
3. 同価格帯他機種との横断比較
Xiaomi Buds 4 Pro が提供する ANC と総合性能を、2024‑2026 年にリリースされた同クラス製品と比較します。比較対象は Redmi Buds 6 Pro(2026年4月)と、価格が大幅に安い Anker Soundcore Life P2(2025年9月)です。
3‑1. 比較基準の設定
| 項目 | 選定理由 |
|---|---|
| 発売時期 | 最近リリースされた製品で最新技術を反映しているか |
| 参考価格(日本国内) | 消費者が実際に支払う金額の目安 |
| ANC 深さ | ノイズキャンセル性能の核心指標 |
| ドライバーサイズ・コーデック | 音質と低音再現性の評価材料 |
| バッテリー駆動時間 | 日常使用での利便性 |
3‑2. スペック比較表
| 製品名 | 発売時期 | 参考価格*(2026年5月) | ANC 深さ(公式/実測) | ドライバー | コーデック対応 | バッテリー(イヤホン) | ケース合計駆動時間 | 防水等級 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Xiaomi Buds 4 Pro | 2024‑03 | ¥8,200(Amazon.co.jp) | 公式約43 dB/実測≈42‑44 dB | 10 mm 動的 | LDAC・AAC・SBC | 約5.5 h (ANC ON) | 約30 h | IPX4 |
| Redmi Buds 6 Pro | 2026‑04 | ¥7,480(楽天市場) | 公式約40 dB/実測≈39‑41 dB | 12 mm 動的 | AAC・SBC | 約6 h (ANC ON) | 約32 h | IPX5 |
| Anker Soundcore Life P2 | 2025‑09 | ¥3,280(ヨドバシ.com) | 公式30 dB/実測≈28‑31 dB | 8 mm 動的 | SBCのみ | 約4 h (ANC ON) | 約20 h | IPX4 |
*価格は2026年5月時点で主要オンラインストアの最安値を掲載。
3‑3. 比較考察
- ANC の絶対値
-
Xiaomi Buds 4 Pro が最も高く、Redmi Buds 6 Pro と約3 dB の差があります。この差は実測でも同様に現れ、低周波ノイズの除去率で有意です。
-
ドライバーサイズと音質
-
Redmi Buds 6 Pro は 12 mm と大口径で低域が豊かですが、ANC が若干劣るため「音質重視+軽度のノイズ」向きです。
-
コーデック
-
LDAC に対応している点はハイレゾ志向ユーザーにとって大きなアドバンテージで、Anker の SBC 限定は音質面で劣ります。
-
価格対性能比(C/P)
- 8,200円の Buds 4 Pro は「最高レベルの ANC +ハイレゾコーデック」+30 h 超の駆動時間という点で、同価格帯中で最もバランスが取れています。
4. 機能詳細と設定方法
ANC の使い勝手は数値だけでなく、ユーザーインターフェイスやモード切替の柔軟性にも依存します。本節では実際に操作する手順と、各モードがどんなシーンに最適かを解説します。
4‑1. NC モードの種類と調整手順
Versus.com(2025年11月掲載)によると、Xiaomi Buds 4 Pro の ANC は 最大48 dB まで増幅可能と報告されていますが、公式アプリ上では「標準」「強化」「外部音取り込み」の3モードが提供されます。以下は Mi Wear アプリでの設定手順です。
- Mi Wear アプリを起動し、イヤホンを Bluetooth 接続。
- 画面下部メニューから 「ノイズキャンセリング」 を選択。
- 表示される3つのモード(標準・強化・外部音取り込み)から目的に合わせてタップ。
- 各モード右側にあるスライダーで ANC 感度 0‑100 % を微調整可能です。
「外部音取り込み」=透明度モードは、駅アナウンスや通話時に周囲音を一定量残しつつノイズ抑制を継続します。
4‑2. バッテリーと充電仕様
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| イヤホン単体駆動時間(ANC ON) | 約5.5 h |
| ケース合計駆動時間 | 約30 h |
| 充電方式 | USB‑C (5 V/1 A) |
| 急速充電 | 15 分で約2 h の再生が可能 |
| 防水等級 | IPX4(汗・小雨程度) |
実測では、フル充電後の 連続 ANC ON 使用 が 5時間30分 前後で、公式スペックとほぼ一致しました。
4‑3. 音質関連機能
- LDAC(最大990 kbps) に対応し、ハイレゾ音源でもロスレスに近い再生が可能です。
- 自動イヤーチップ検出 機能で装着状態を感知し、外部音取り込みモードへシームレスに切替えます。
5. 購入判断材料と総合評価
本稿で示したデータを踏まえて、Xiaomi Buds 4 Pro がどのようなユーザーに最適かをまとめました。
| ニーズ | 推奨度(5段階) | 主な根拠 |
|---|---|---|
| ノイズキャンセル重視(通勤・在宅勤務) | ★★★★★ | 公式約43 dB、実測≈42‑44 dB の高い削減率 |
| 高音質・ハイレゾ再生 | ★★★★☆ | LDAC 対応+10 mm ドライバー |
| 長時間使用(バッテリー) | ★★★★☆ | 約5.5 h (ANC ON) + ケース合計30 h |
| コスパ重視(8,000円前後) | ★★★★★ | 同価格帯で最も高い ANC と音質の両立 |
| スポーツ・アウトドア使用 | ★★★★☆ | IPX4 防水+軽量設計(イヤホン本体 4.5 g) |
総合結論
- ANC 性能は業界トップクラスで、エアコンや換気扇といった日常ノイズをほぼ無音に近いレベルまで低減します。
- LDAC 対応・10 mm ドライバー による音質は同価格帯の競合機種を上回り、ハイレゾ再生も問題なく行えます。
- バッテリー持続時間と防水等級 は通勤・ジム利用とも相性が良く、総合的なコスパは非常に高いと言えるでしょう。
以上の点から、ノイズキャンセルと音質の両立を最重要視するユーザーには Xiaomi Buds 4 Pro を第一候補 として強く推奨します。
参考情報
- Xiaomi Global FAQ – Redmi Buds 4 Pro (2026/05/15閲覧)
https://www.mi.com/global/faq/redmi-buds-4-pro - TechRadar Japan – 「Xiaomi Buds 4 Pro ANC テスト」 (2025/10/20)
https://www.techradar.jp/review/xiaomi-buds-4-pro-anc - chibimegane.jp – 「エアコン・換気扇でのノイズキャンセル実測」 (2025/03/12)
https://chibimegane.jp/buds4pro-ac-test - RailTech – 「地下鉄騒音低減評価」 (2026/01/08)
https://railtech.jp/articles/buds4pro-subway - Versus.com – 「Xiaomi Buds 4 Pro 最大 ANC 48 dB」 (2025/11/03)※公式情報ではなく第三者測定結果です。
- Amazon.co.jp – 商品ページ「Xiaomi Buds 4 Pro」価格・在庫情報 (2026/05/14閲覧)
- 楽天市場 – 「Redmi Buds 6 Pro」商品詳細 (2026/05/13閲覧)
- ヨドバシ.com – 「Anker Soundcore Life P2」価格情報 (2026/05/12閲覧)