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Kotlin Multiplatform 入門 – Android Studio Meerkatで2026年環境構築

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はじめに ― Kotlin Multiplatform の概要と本稿の対象読者

Kotlin Multiplatform(以下 KMP)は、共通ロジックを一つのコードベースで記述し、Android と iOS にそれぞれネイティブにビルドできる 仕組みです。本記事では、2024 年時点で 公式が推奨している最新安定版ツールチェーン(Android Studio Giraffe、Kotlin 1.9 系、Gradle 8.x)を前提に、以下の内容を網羅的に解説します。

  • Android Studio のインストールと設定
  • JDK 17 以上の環境構築手順
  • KMP プロジェクトの雛形作成と sourceSets の基本構成
  • iOS 側への組み込み(CocoaPods と Swift Package Manager (SPM) の選択基準・設定手順
  • 共通コードのテスト、CI/CD(GitHub Actions)までのフロー

**※ 本稿で取り上げるバージョンは執筆時点(2024‑05)の「最新安定版」です。将来的に新しいリリースが出た場合は、公式ドキュメントを参照して適宜置き換えてください。


1. 前提条件とツールのインストール

ツール 推奨バージョン (2024‑05) 主な入手先
Android Studio Giraffe(Android Studio 2023.3.x) https://developer.android.com/studio
JDK 17 以上(OpenJDK 17 が最も汎用的) Homebrew / apt / SDKMAN!
Kotlin 1.9 系(例: 1.9.22 Gradle が自動取得
Gradle 8.x(例: 8.4 Gradle Wrapper 推奨

1‑1. JDK 17 のインストールと Android Studio での設定

インストール後、Android Studio を起動し File > Settings > Build, Execution, Deployment > Build Tools > Gradle で「Gradle JDK」を JDK 17 に設定します。これだけで Gradle 8.x が要求する最低バージョンは満たされます。

1‑2. Kotlin Multiplatform プラグインの有効化

  1. Preferences > Plugins を開く
  2. 「Kotlin Multiplatform」を検索し Install → 再起動
  3. 再起動後、File > New > Project に「Kotlin Multiplatform」テンプレートが表示されることを確認

2. プロジェクトの作成と基本構成

2‑1. 「Kotlin Multiplatform Shared Module」ウィザードで雛形生成

手順 内容
1 File → New → Project を選択
2 「Kotlin Multiplatform → Kotlin Multiplatform Mobile (Shared Module)」を選ぶ
3 プロジェクト名 MyKmpApp、パッケージ com.example.mykmpapp を入力し Finish

作成されたプロジェクトは次のディレクトリ構造になります(抜粋):

2‑2. Gradle Kotlin DSL (build.gradle.kts) のポイント

主なポイント

  • kotlin("multiplatform") version "... は Gradle が自動で最新安定版を取得するので、バージョン番号は「現在の安定版」を記載すれば問題ありません。
  • androidTarget() と iOS 用の 3 種類(シミュレータ・実機)を同時に宣言し、ビルド対象を網羅しています。
  • 共通依存 (commonMain) に Ktor + kotlinx‑serialization の組み合わせを採用。モジュール間でコードが共有でき、テストも一元化できます。

3. iOS 側への統合 ― CocoaPods と Swift Package Manager の比較と設定手順

3‑1. 選択基準(いつどちらを選ぶべきか)

観点 CocoaPods Swift Package Manager (SPM)
成熟度 10 年以上の実績、Objective‑C/Swift 混在プロジェクトでも安定 新しいが Xcode に標準統合、設定がシンプル
ビルド速度 pod install 後はフレームワークを再利用できるため高速 依存解決とビルドは Xcode が自動管理
CI/CD への組み込み bundle exec pod install が必要だが、スクリプト化しやすい swift package resolve が標準でサポートされ、macOS ランナーだけで完結
バイナリ配布 .framework 形式のバイナリを簡単に組み込める .xcframework 推奨。Xcode 14+ で直接扱える
推奨シーン 既存プロジェクトが CocoaPods を使用中、Objective‑C が混在 新規プロジェクトか、Xcode の UI だけで完結したい場合

結論:既に CocoaPods を採用しているチームはそのまま継続しやすく、ゼロから構築する場合は SPM が手軽です。

3‑2. CocoaPods の具体的な組み込み手順

  1. Podspec の作成shared/podspec.yaml
    gradle.propertieskotlin.native.cocoapods.enabled=true を追記し、./gradlew podspec で自動生成できますが、ここでは手書き例を示します。

  1. Podfile に記述(iOS アプリ側)

  1. インストール

  1. Xcode 側でフレームワークを使用
    Shared が自動的にリンクされるので、Swift/Obj‑C のコードから import Shared すれば共通ロジックが利用可能です。

3‑3. Swift Package Manager (SPM) の具体的な組み込み手順

  1. Package.swift にバイナリターゲットを追加(KMP が生成した .xcframework を使用)

  1. Xcode からパッケージを追加

  2. Xcode → File > Add Packages...

  3. Git リポジトリ URL(例: https://github.com/yourorg/MyKmpApp.git) を入力
  4. 「Dependency Rule」は Exact Version、バージョンは 1.0.0 などタグで管理

  5. プロジェクトにリンク

追加したパッケージが左ペインに表示されたら、対象の iOS アプリターゲット → Frameworks, Libraries, and Embedded ContentShared をドラッグ&ドロップ。これだけで Swift コードから import Shared が可能になります。

  1. CI への組み込み

GitHub Actions の macOS ランナーは SPM が標準装備されているため、以下のステップだけで依存解決が完了します。


4. テスト・CI/CD のベストプラクティス

4‑1. 共通コードのユニットテスト(commonTest

KMP では JUnit5kotlin.test を組み合わせて、Android と iOS の両方で同一テストを走らせられます。

  • 実行方法
    bash
    ./gradlew :shared:testDebugUnitTest # Android 用テスト
    ./gradlew :shared:iosX64Test # iOS シミュレータ用テスト(macOS ランナーで実行)

4‑2. GitHub Actions によるマルチプラットフォーム CI

  • Android ジョブubuntu-latest(Android SDK が公式イメージに含まれる)で実行。
  • iOS ジョブmacos-latest(Xcode 15 がプリインストール)を使用し、SPM の依存解決とシミュレータテストを同時に走らせます。

5. デプロイ手順(エミュレータ / シミュレータ)

プラットフォーム 手順
Android Android Studio の Run ボタン → エミュレータが起動し、app がインストールされます。Gradle タスク assembleDebug が内部で呼び出されています。
iOS (CocoaPods) Xcode で MyApp (iOS) スキームを選択 → ⌘R でシミュレータにビルド・実行。CocoaPods が生成した Shared.framework が自動リンクされます。
iOS (SPM) 同様に Xcode のスキームから Run → SPM が提供するバイナリターゲットが組み込まれた状態でアプリが起動します。

Tip: 両プラットフォームで同時にデバッグしたい場合は、Android Studio では Run > Edit Configurations に iOS 用の「External Tool」設定(xcodebuild)を追加すると、IDE から一括実行が可能です。


6. まとめと次のステップ

  1. 環境構築 – JDK 17 と Android Studio Giraffe をインストールし、Kotlin Multiplatform プラグインを有効化。
  2. 雛形生成 – Wizard が作る commonMain / androidMain / iosMain の 3 層構造をベースに開発開始。
  3. 依存管理 – Ktor + kotlinx‑serialization を共通で、プラットフォーム固有は OkHttp/Darwin を選択。
  4. iOS 統合 – プロジェクトの成熟度やチーム方針に合わせて CocoaPods または Swift Package Manager のどちらかを採用し、具体的手順通りに設定。
  5. テスト・CIcommonTest でユニットテストを共通化し、GitHub Actions に Android と iOS 両方のビルド・テストジョブを追加。

次に挑戦したいこと

  • Compose Multiplatform を導入して UI 層も共有
  • SQLDelightRealm Kotlin SDK でローカルデータベースをマルチプラットフォーム化
  • Firebase の KMP 対応ライブラリ(Authentication, Firestore)でバックエンド統合

参考リンク(1 回だけ記載)

内容 URL
Android Studio ダウンロード https://developer.android.com/studio
Kotlin Multiplatform 公式ガイド https://kotlinlang.org/docs/multiplatform.html
Ktor クライアントドキュメント https://ktor.io/docs/client-index.html
CocoaPods 公式サイト https://cocoapods.org/
Swift Package Manager 公式リファレンス https://developer.apple.com/documentation/swift_packages
GitHub Actions の Android 設定例 https://github.com/actions/setup-java

以上が、2024 年時点の最新安定版ツールチェーンを用いた Kotlin Multiplatform プロジェクト構築から CI/CD まで のフルガイドです。ぜひ手元で試してみてください!

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