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Arkio アカウントと組織(Team)作成手順
Arkio のクラウドコラボレーションを利用するには、まず公式サイトで個人アカウントを取得し、その後チーム(Team)を作成して権限を設定します。正しい手順でセットアップすれば、メンバー招待やプロジェクト共有がスムーズに行えるようになります。本セクションでは、2024 年時点での公式 UI に基づく最新手順をご紹介します。
アカウント登録
- 公式サイト(https://www.meta.com/ja-jp/experiences/arkio/)へアクセスし、画面右上の「無料で始める」ボタンをクリック。
- メールアドレスまたは Meta アカウントでサインアップし、届いた認証メールに記載されたリンクを開く。
- ダッシュボードが表示されたらプロフィールページへ移動し、氏名・所属会社などの基本情報を入力して「保存」する。
ポイント:認証後に初回ログインすると自動的に個人用ワークスペースが作成されます。
Team(組織)の新規作成と基本設定
Team はプロジェクト単位ではなく、組織全体で共有する権限やリソースを管理する単位です。以下の手順で作成します。
- ダッシュボード左側メニューから 「Team」 を選択し、画面右上の 「新しい Team を作成」 ボタンをクリック。
- 組織名と(任意)ロゴ画像を入力すると、管理者ロールが自動的に付与された状態で Team が生成されます。
- 作成後は Team 設定 > 権限 からデフォルトの権限レベル(閲覧・編集・管理)を必要に応じてカスタマイズできます。
まとめ:アカウント取得と Team の作成は数分で完了し、以降のメンバー招待やプロジェクト共有が円滑に行える基盤が整います。
プロジェクトのクラウド保存と自動同期設定
Arkio ではプロジェクトをクラウド上に保存することで、デバイスや場所を問わず最新状態へアクセスできます。また、自動同期を有効にすればローカルで行った変更がリアルタイムでサーバーに反映され、チーム全員が常に同一バージョンを参照可能です。
クラウド保存の有効化
- 手順
- プロジェクト作成画面で「保存先」を 「Arkio Cloud」 に選択。
-
「保存」ボタンをクリックすると、プロジェクトは自動的に所属する Workspace のクラウド領域へ格納されます。
-
補足情報
- 現行バージョンではレイヤー単位での個別保存機能が提供されており、大規模モデルでも必要な部分だけを選んで共有できます(公式ヘルプ参照)。
自動同期オプションの設定
自動同期はデフォルトでオンになっていますが、手動で切り替えることも可能です。
- Workspace の右上メニューから 「設定」 → 「同期」 を開く。
- 「自動同期」をオンにすると、編集操作ごとにバックエンドへデータが送信されます。オフの場合はローカルキャッシュに保存され、再接続時に差分が自動マージされます。
ポイント:無料プランでは合計 5 GB のクラウド容量が提供され、上限を超えると有料プランへのアップグレードが必要です。
メンバー招待手順と権限レベルの違い
適切な権限付与は情報漏洩防止と作業効率向上に直結します。Arkio では「閲覧」「編集」「管理」の 3 段階で細かくコントロールでき、必要に応じて柔軟に変更可能です。
招待方法:メール・リンクの両対応
- Team ダッシュボードの 「メンバー」 タブを開き、右上の 「招待」 ボタンをクリック。
- メールアドレス を入力して直接招待するか、「招待リンクを生成」 を選択(有効期限は最大 30 日まで設定可能)。
- 招待されたユーザーが登録すると自動的に Team に追加されます。
権限レベルの概要と設定方法
| 権限 | 主な操作内容 | 推奨対象 |
|---|---|---|
| 閲覧 | プロジェクトの閲覧、エクスポートのみ | クライアント・外部レビュアー |
| 編集 | モデル編集、レイヤー追加、コメント投稿 | デザイナー・サブリーダー |
| 管理 | メンバー招待・削除、権限変更、Workspace 設定全般 | プロジェクトマネージャ・チームリーダー |
- 権限はメンバー一覧のドロップダウンから随時変更可能です。
- すべての権限変更は 「権限ログ」 に自動記録され、誰がいつ何を変更したかを遡って確認できます。
まとめ:メール招待とリンク共有の両方に対応し、権限レベルを明確に分けることでチーム全体の安全性と透明性が高まります。
Workspace と Hub の使い分け・リアルタイム共同編集
Arkio では Workspace(プロジェクト単位)と Hub(組織横断的な資産カタログ)の二つの概念が提供されます。それぞれの役割を理解し、適切に使い分けることで作業フローが大幅に最適化します。
Workspace と Hub の機能比較
| 項目 | Workspace | Hub |
|---|---|---|
| 管理対象 | 個別プロジェクト | 複数 Workspace を集約したカタログ |
| 権限設定 | プロジェクト単位で細かく制御 | 組織全体レベルで統一的に管理 |
| 主な利用シーン | デザイン作業・バージョン管理 | 社内ポートフォリオ、クライアント向けプレゼンテーション |
- Workspace はレイヤーやシーンごとのバージョン管理が可能で、細部までコントロールしたいプロジェクトに適しています。
- Hub は完成済みの Workspace をまとめて展示・共有できるため、社内外への成果物提示に便利です。
共有リンクの生成手順
- 対象 Workspace の右上にある 「共有」 ボタンをクリック。
- 「閲覧用」「編集用」のいずれかを選択し、有効期限と必要ならパスコード(任意)を設定する。
- 生成された URL をコピーして、メールやチャットツールで関係者に配布します。
リアルタイム共同編集の開始方法と注意点
- メンバー全員が同じ Workspace に入ると画面右上に 「共同編集中」 と表示されます。
- Arkio はロックフリー方式で変更を自動マージし、衝突が発生した場合は最新の操作が優先されつつ、すべての差分が 「変更履歴」 に残ります。
- 注意点:同一レイヤーを多数のユーザーが同時に大幅編集すると同期遅延が起きやすくなるため、以下の対策を推奨します。
- 編集担当者を事前に決める。
- 必要に応じて 「レイヤーロック」 機能(公式 UI に実装済み)で一時的に編集権限を制限する。
まとめ:Workspace と Hub を目的別に使い分け、共有リンクとロックフリー編集機能を組み合わせることで、場所やデバイスに依存しないスムーズな共同作業が実現します。
モデルのエクスポート・バージョン管理・トラブルシューティング
完成した 3D モデルは外部ツールへ渡すために様々なフォーマットでエクスポートする必要があります。また、変更履歴を活用したロールバックや同期エラーへの対処も重要です。本節では実務で頻出する操作とそのベストプラクティスをご紹介します。
主なエクスポート形式と手順
- Workspace の上部メニューから 「エクスポート」 を選択。
- 表示される一覧から目的のフォーマットをクリックすると、以下の設定画面が開きます。
| フォーマット | 主な利用シーン |
|---|---|
| glTF(.glb) | Web / AR で高速表示 |
| OBJ | 汎用的な 3D ソフトウェア間のデータ交換 |
| Revit (.rvt) | BIM 連携・建築設計 |
| SketchUp (.skp) | 概念設計やクライアント向けプレゼンテーション |
- エクスポート画面では「レイヤー単位エクスポート」や「LOD(詳細度)調整」などのオプションが選択可能です。
- 出力ファイルは自動的に Workspace の 「エクスポート」フォルダ に保存され、同時に共有リンクを生成して外部へ配布できます。
バージョン履歴の確認と復元
- 各 Workspace には左側メニューに 「バージョン履歴」 タブがあり、変更日時・担当者が一覧化されています。
- 任意のバージョンを選択し 「このバージョンに戻す」 をクリックすると、その時点の状態へプロジェクト全体がロールバックされます(復元は新しいバージョンとして記録され、履歴が失われることはありません)。
同期遅延・権限エラーのトラブルシューティング
| トラブル | 主な原因 | 推奨対処法 |
|---|---|---|
| 同期遅延 | ネットワーク帯域不足、ファイルサイズ超過 | 1. 有線接続に切替える 2. 大容量レイヤーは分割保存 3. プロジェクトサイズがプラン上限を超えていないか確認 |
| 権限エラー | ロール設定ミス、共有リンク期限切れ | 1. Team 設定で対象ユーザーの権限を再確認 2. 共有リンクの有効期限を延長または新規生成 3. 権限変更ログで誰がいつ変更したかをチェック |
- 上記対処法で解決しない場合は、Workspace 右上の 「サポート」 ボタンからスクリーンショットとエラーログを添付して問い合わせると、公式サポートチームが迅速に対応します(Meta の公式ヘルプページ参照)。
まとめ:多様なエクスポート形式・バージョン管理機能を活用し、同期遅延や権限エラーに備えたチェックリストを用意しておくことで、チーム全体の作業効率とデータ安全性が大幅に向上します。
全体まとめ
- アカウント取得 → Team 作成 が最初のハードルです。手順通りに行えば数分で組織基盤が完成します。
- クラウド保存と自動同期 により、デバイスや場所を問わず最新モデルへアクセス可能です。
- メンバー招待はメール・リンク両対応 で柔軟に行え、権限は「閲覧・編集・管理」の 3 段階で細かく管理できます。
- Workspace と Hub の使い分け を意識すれば、プロジェクト単位の作業と組織全体の資産管理を効率的に行えます。
- エクスポート・バージョン管理・トラブル対策 を日常的に実践することで、外部ツール連携やデータロスリスクを最小化できます。
これらのポイントを押さえておけば、Arkio のクラウドコラボレーション機能を最大限に活用でき、チーム全体の生産性向上につながります。