Contents
アカウント作成と初期設定
手順概要
| ステップ | 内容 |
|---|---|
| 1. サインアップ | Linear の公式サイト https://linear.app にアクセスし、Google アカウントまたはメールアドレスで登録。認証が完了するとダッシュボードへ遷移します。 |
| 2. プロフィール設定 | 右上のアイコン → Profile から氏名・役職・タイムゾーンを入力。チーム内での表示名や通知時間帯が統一されます。 |
| 3. デフォルトプロジェクト作成 | 左サイドバーの New Project をクリックし、プロジェクト名と簡単な説明を入力して作成。テンプレートは「空白」か「Kanban」のいずれかを選択できます。 |
実践的なポイント
- 必ずプロフィールを設定:通知や検索結果に正しい情報が反映され、後からメンバーを招待したときの混乱を防げます。
- デフォルトプロジェクトは「Kanban」がおすすめ:タスクの可視化がしやすく、チーム全体でのステータス共有が瞬時に行えます。
プロジェクト管理
ビューの使い分け(ボードビュー vs. リストビュー)
| 項目 | ボードビュー(Kanban) | リストビュー |
|---|---|---|
| 主な用途 | ステータス遷移を視覚的に把握 | 詳細検索・大量タスクの一括操作 |
| 操作感 | ドラッグ&ドロップで直感的 | チェックボックスや列ソートで高速編集 |
| 推奨シーン | デイリースクラム、スプリント計画 | バックログ整理、CSV エクスポート、レポート作成 |
- ボードビューは「進行中」「レビュー待ち」などのステータスをカラムで表現し、ドラッグだけで状態変更が完了します。
- リストビューはテーブル形式なので、担当者・期限・ラベルといった属性でフィルタリングでき、CSV エクスポートもワンクリックで可能です【2】。
ステータス・ラベル・マイルストーンの設計
- ステータス
- プロジェクト設定 → Workflow → Add Status で名前とカラーを指定。例:
Review(#FFAA00)やQA(#4CAF50)。 -
推奨は 4〜6 種類 に絞り、ステータスが増えすぎると UI が乱雑になるため注意してください。
-
ラベル
- イシュー作成画面右側の Labels から新規作成。チーム全体で統一したタグ(例:
frontend、backend、urgent)を事前に決めておくと検索性が向上します。 -
ラベルは 10 個以内 に抑えると、ドロップダウンメニューが過密になるのを防げます。
-
マイルストーン
- 左サイドバー → Milestones → New Milestone でリリース名・目標日を設定し、対象イシューをドラッグ&ドロップで紐付け。
- マイルストーンごとに進捗バーが表示されるため、経営層向けのステータス報告が簡単になります。
高速操作テクニックと主要ツール連携
キーボードショートカットとコマンドパレット
| ショートカット | 操作内容 |
|---|---|
⌘ + K / Ctrl + K |
コマンドパレットを表示 |
⌘ + Enter / Ctrl + Enter |
現在のイシューを保存 |
⌘ + Shift + A / Ctrl + Shift + A |
新規イシュー作成 |
| ← / →(ボード上) | ステータス間を移動 |
/assign @ユーザー名(パレット内) |
選択イシューに担当者を割り当て |
活用例
- コマンドパレットで「/label urgent」を入力すると、選択中のイシューに urgent ラベルが即座に付与されます。
- Zenn の実体験記事(2023 年)では、PR が自動でステータス In Review に遷移する設定と組み合わせることで、手作業の切り替え回数を 90 % 削減できたと報告されています【3】。
主要ツールとのシームレス連携
| ツール | 連携手順 | 主な効果 |
|---|---|---|
| GitHub | プロジェクト設定 → Integrations → GitHub → リポジトリ選択・Connect | イシュー番号と PR が自動リンク、マージ時にステータスが更新される |
| Slack | 同上で Slack を選択しワークスペース認証 → チャンネル指定 | 新規イシューやステータス変更をリアルタイム通知 |
| Figma | Integrations → Figma にデザインファイル URL を貼付 | デザイン更新時に Linear のコメント欄へプレビューが自動生成、認識齟齬を削減【4】 |
ベストプラクティス
- 連携はプロジェクト単位で有効化し、不要なツールはオフにしておくと管理コストが下がります。
- 変更履歴は必ず Linear のログでも確認できるので、外部サービスの障害時にも情報が失われません。
チーム運用・レポーティング
招待とロールベース権限管理
- メンバー招待
- 左サイドバー → Settings → Members → Invite Members でメールアドレスを入力し、ロール(Admin / Member / Viewer)を選択。
- ロール別操作範囲
| ロール | 主な権限 |
|---|---|
| Admin | プロジェクト作成・削除、統合設定変更、メンバー管理 |
| Member | イシューの作成・編集、ステータス遷移、コメント投稿 |
| Viewer | 読み取り専用(レポート閲覧、ダッシュボード確認) |
運用上のコツ
- 新規メンバーはまず Viewer に割り当て、業務に慣れた段階で必要なロールへ昇格させる。
- ロールレビューは 月1回 実施し、不要になった権限を速やかに削除することで情報漏洩リスクを低減します。
レポーティングとサイクルレビュー
- Analytics タブでバーンアップ・バーンダウンチャートが自動生成。期間を指定すればスプリント完了率や残タスク数が即座に把握できます【5】。
- CSV エクスポートはイシュー一覧画面右上の「Export CSV」から全項目(ステータス、ラベル、担当者、マイルストーン)を取得可能。Excel で KPI 計算やグラフ作成に活用できます。
- 経営層向けサマリは Milestones 毎の完了率と予想リリース日を PDF にまとめ、週次ミーティング資料として自動配布できるよう Zapier 等の自動化ツールと組み合わせると工数が大幅に削減されます。
モバイルアプリで外出先タスク管理
| プラットフォーム | 主な機能 |
|---|---|
| iOS / Android | イシュー作成・コメント追加、ステータス変更(ボードビュー最適化)、プッシュ通知でリアルタイム更新取得 |
導入手順
1. App Store または Google Play で「Linear」を検索しインストール。
2. アプリ起動後に Web アカウントでログインすると、デスクトップと同一のプロジェクトが同期されます。
活用シーン例
- クライアント先ミーティング中に要件変更が発生したら、即座にイシューとして登録し担当者へ @ メンション。
- 移動中に Slack 通知でステータス変化を確認し、必要ならボード上でタップ操作だけで「In Review」へ遷移。
まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| シンプル&高速 | UI が軽快で学習コストが低く、公式ベンチマークではページ読み込み約 0.2 秒【1】 |
| アカウント作成は数ステップ | メール認証 → プロフィール設定 → デフォルトプロジェクト作成で完了 |
| ビューの使い分け | ボードで進捗可視化、リストで検索・一括操作が最適 |
| ショートカット活用 | キーボードだけで 80 % 超の操作が可能【3】 |
| 主要ツール連携 | GitHub/Slack/Figma とシームレスに統合し、フロー全体を一元管理 |
| ロールベース権限 | 最小権限の原則で安全性確保、定期レビューでリスク低減 |
| レポーティング自動化 | Analytics と CSV エクスポートでスプリント・経営層向け資料作成が簡素化【5】 |
| モバイル対応 | iOS/Android アプリで外出先でもタスクの確認・更新が可能 |
Linear は「シンプルさ」と「高速性」を両立したツールです。上記のベストプラクティスを取り入れることで、チーム全体の生産性向上と情報共有の円滑化が実現します。
参考文献・リンク
- Linear Performance Report(公式): https://linear.app/performance
- Linear Docs – Views Overview: https://linear.app/docs/views
- Zenn 記事「Linear と GitHub の連携で作業効率化」: https://zenn.dev/immedio/articles/333d213c1201a1
- note.com 「Figma 連携でデザインと開発の齟齬を解消」: https://note.com/bingo10/n/n6ae59c33be8b
- Linear Analytics Guide: https://linear.app/docs/analytics