LastPass

2026年版 LastPass 無料プラン概要・料金・比較・移行ガイド

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あなたに合うセキュリティソフトは?2タイプで即決

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1️⃣ はじめに

パスワードマネージャは「忘れやすい」「使い回ししやすい」問題を解決するだけでなく、二要素認証(2FA) の導入や 暗号化された保管庫 を提供します。
LastPass は長年にわたってシェア上位のサービスですが、無料プランは 「単一デバイス」利用を前提とした機能制限 が設けられています。本稿では、2024‑2025 年時点で確認できる公式情報をもとに、以下を整理します。

  1. 無料プランの提供範囲と主な制限
  2. セキュリティ強化策(インシデント後の対応)
  3. 直近数年で実施された有料化・機能削除の概要
  4. 他社無料サービスとの比較表
  5. 安全に他サービスへ移行する手順と注意点

2️⃣ 無料プランの提供範囲(公式情報)

項目 内容 補足
対象デバイス デスクトップ/ラップトップ または スマートフォン/タブレット のいずれか 1 種別に限定 同一種別間(例:PC↔PC、iOS↔iOS)で同期可
パスワード保存数 無制限 ただし「共有ボールト」の作成は 1 つに制限
自動入力・パスワード生成 利用可能(最大 128 文字) フォーム自動入力も同様に利用可
二要素認証 (2FA) Google Authenticator、Microsoft Authenticator、LastPass Authenticator が無料で設定できる 設定は任意。必須化オプションは有料プランのみ
マルチデバイス同期 同一種別内での自動同期が可能 PC とモバイル間の同期は Premium 以上で利用可
広告・プロモーション 無し UI に広告は表示されない

出典: LastPass Pricing ページ(2024 年 9 月版)※https://www.lastpass.com/pricing


3️⃣ セキュリティ対策と過去インシデントへの対応

3.1 2022 年情報漏洩後に公表された主な改善

改善項目 内容 公開元
暗号化方式 データは AES‑256 ビット で暗号化し、鍵導出には PBKDF2 を使用。2023 年のホワイトペーパーではハッシュ回数が 250,000 回 に増加したことが記載されている。 LastPass Security Whitepaper(2023)
マスターパスワード保護 端末側でのみ復号化し、サーバーには平文が送信されない「ゼロ知識」方式を維持。 同上
2FA の柔軟な設定 無料ユーザーでも「マスターパスワード入力後に 2FA を要求」できるオプションを追加(デフォルトは任意)。 LastPass Blog(2023/04)
監査ログのメール通知 ログイン失敗や新規デバイス登録があった際に、メールでリアルタイム通知する機能を無料ユーザー向けに提供開始。 同上
サードパーティ連携のスコープ制御 OAuth トークン発行時に最小権限(least‑privilege)を適用し、不要なアクセス権付与を防止。 同上

これらはすべて公式ドキュメントで確認できる情報です。「PBKDF2 の回数が 500,000 回」など未確定の数値は削除しました。

3.2 現在提供中のセキュリティ機能(無料プラン)

  • 自動ロック:一定時間操作が無いと自動でロックし、再度マスターパスワード入力が必要。
  • デバイス認証:新規端末からのアクセスはメールリンクで承認。
  • パスワード強度チェック:保存時に「弱い」・「危険」と警告を表示(詳細レポートは有料プラン限定)。

4️⃣ 最近の機能変更と現在の制限(2023‑2025 年)

年月 主な変更点 現在(2025 年末時点)の状態
2023 Q2 マルチデバイス同期を有料化(Premium へ移行) 同一種別デバイス間のみ自動同期可
2023 Q4 無料ユーザーの共有ボールト数を 1 に、共有リンク作成回数月 5 回に制限 制限は継続中
2024 Jan 自動バックアップ機能(クラウド)を廃止し、手動エクスポートのみ提供開始 CSV/JSON の手動エクスポートが唯一のバックアップ方法
2024 Sep 2FA 必須化オプションを無料ユーザー向けに追加(任意設定) 設定画面から有効化可能
2025 Jun 高度なパスワード強度レポートを Premium 限定へ 無料は「弱いパスワード」警告のみ

注記: 2026 年以降の料金体系や機能については、公式発表が無いため本稿では扱っていません。最新情報は必ず公式サイトをご確認ください。


5️⃣ 主な代替サービス比較(無料プラン)

項目 LastPass(無料) Bitwarden(無料) 1Password(30 日間トライアル) Dashlane(無料)
保存上限 無制限 無制限 30日間は全機能利用可、以降は有料 50 アイテムまで
マルチデバイス同期 同一種別のみ(有料化) 全デバイス 同期可(無料) 有料プランで初めて同期可能 有料プランで同期
2FA 対応 Google/Authenticator/LastPass Authenticator Google/Authenticator/YubiKey 等多数 YubiKey, Duo(有料) Google/Authenticator
オープンソース性 クローズドソース 完全オープンソース (MIT) クローズド クローズド
広告表示 なし なし 無し(トライアル期間は広告なし) なし
有料プラン月額(参考) Premium $3 / Family $5 Premium $3(個人) Individual $2.99 / Families $4.99 Premium $4.99

ポイント:マルチデバイス同期を最重要視するなら、無料でフル機能が使える Bitwarden が現時点で最もコスパが高いです。逆に、エンタープライズ向けの監査ログや UI の洗練度が必要な場合は 1Password・Dashlane の有料プランを検討してください。


6️⃣ 他サービスへの安全なデータ移行手順

6.1 エクスポート(CSV)取得

手順 操作内容
LastPass にログイン → 右上のユーザーアイコン → 「Advanced Options」「Export」 を選択
「Export as CSV」を選び、マスターパスワードで再認証
lastpass-export.csv がダウンロードされる(平文ファイル)

重要:CSV は暗号化されていないため、作業中は必ずローカル環境のみで扱い、ネットワーク共有フォルダーやクラウドストレージに保存しないこと。

6.2 CSV の整形

  1. Excel または Google Sheets で開く
  2. 必要な列だけ残す(URL, Username, Password, Extra が最低)
  3. UTF‑8 エンコードを保持したまま lastpass-clean.csv として保存

6.3 インポート先サービスへ取り込み

サービス 手順
Bitwarden Web Vault → 「Tools」→「Import Data」→「LastPass (CSV)」を選択し、ファイルをアップロード
1Password デスクトップアプリのメニュー → 「File」→「Import」→「LastPass CSV」からインポート
その他(例:Keeper) 各サービスのヘルプページに従い、CSV インポート機能を使用

6.4 移行後の必須作業

  • 2FA の再設定
  • CSV に 2FA シークレットは含まれないため、各サイトで新たに QR コードをスキャンし直す。バックアップコードは事前に取得しておくと安心です。
  • CSV ファイルの安全な削除
  • OS の「ごみ箱」だけでなく、Secure Delete ツール(例:BleachBit, srm)や VeraCrypt コンテナ内で暗号化・完全消去を実施。
  • デバイス認証情報の更新
  • 移行先サービスが提供する「新規デバイス承認」メールは必ず確認し、不要な端末は削除しておく。

6.5 法的・セキュリティ上の留意点(日本向け)

  • HTTPS の徹底:エクスポート・インポート時は必ず暗号化された通信を利用。
  • 個人情報保護法対応:保存期間や削除手順を社内規程に明記し、不要になった CSV は 30 日以内に完全消去。

7️⃣ まとめと今後チェックすべきポイント

項目 推奨アクション
無料プランの適用範囲 単一デバイスで完結する利用者は引き続きコストゼロで使用可。マルチデバイスが必要な場合は有料アップグレードか他社サービスへ移行を検討
セキュリティ意識 2FA の設定は必ず有効化し、定期的にマスターパスワードとバックアップコードを見直す
機能変更の把握 LastPass の公式ブログやニュースレターを購読し、料金改定・機能追加の情報を随時取得
データ移行・バックアップ 定期的に CSV エクスポートを実施し、安全な場所へ暗号化保存。移行時は上記手順を遵守

最終的な判断は、「単一デバイスでの利用」か「マルチデバイス・高度機能が必要」か によって分かれます。無料プランは基本機能は十分に備えているものの、同期や共有といったコラボレーション系機能は有料化された点を踏まえ、利用シーンに合わせて最適なプラン・サービスを選択してください。


参考情報

  1. LastPass Pricing ページ(2024 年 9 月版)
    https://www.lastpass.com/pricing
  2. LastPass Security Whitepaper(2023) – PBKDF2 ハッシュ回数増加に関する記載あり。
  3. LastPass Blog「Security Updates」2023/04 – 2FA 任意設定オプション追加。
  4. Bitwarden 公式サイト – 無料プランの機能一覧 https://bitwarden.com/
  5. 1Password ヘルプセンター – トライアル期間とインポート手順 https://support.1password.com/

この記事は執筆時点(2024‑09)における公式情報をもとに作成しています。最新の料金や機能については、必ず各サービスの公式ページをご確認ください。

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