Contents
1️⃣ 事前準備
| 項目 | 確認内容 |
|---|---|
| バッテリー | グラス本体・スマートフォン・PC の残量が 50 % 以上 か確認。更新作業中に電源が切れると不具合の原因になります。 |
| OS バージョン | iPhone:iOS 15 以降、Android:Android 12 以上、Windows:10(1903)以降、macOS:Catalina 10.15 以降を推奨。 |
| Bluetooth アダプタ | PC に内蔵 Bluetooth が無い場合は、公式サイトで推奨されている USB Bluetooth アダプタ を使用してください(低レイテンシモードの動作確認済み)。 |
| 位置情報権限 | Android 端末では 「位置情報」>「スキャンを許可」 が有効であることが必須です。設定画面は端末ごとに表記が異なるため、[Android の位置情報設定例] を参照してください。 |
| インターネット接続 | ファームウェア・ドライバの自動取得に必要です。Wi‑Fi が不安定な環境では有線 LAN で PC ソフトを実行すると確実です。 |
2️⃣ OS 別ペアリング手順
共通ステップ:グラス側の準備
- 電源ボタンを長押し(約3 秒) → LED が交互に点滅すると ペアリングモード に入ります。
- ペアリング完了後は LED が一定の青色で点灯します。
📱 iPhone(iOS 15 以降)
| 手順 | 操作内容 |
|---|---|
| 1 | 設定 > Bluetooth を開く。Bluetooth が OFF の場合は ON に切り替える。 |
| 2 | デバイス一覧に 「VITURE Pro XR」 が表示されるまで待つ(約10 秒)。 |
| 3 | 表示されたデバイス名をタップし、画面の指示で ペアリング を確定。 |
| 4 | 接続が成功すると iPhone のステータスバーに「接続済み」アイコンが表示されます。 |
ポイント
- iOS では専用アプリをインストールしなくても Bluetooth 設定だけで使用開始できますが、後述の公式アプリはファームウェア更新やディスプレイ調整に必須です。
🤖 Android(Android 12 以上)
※端末メーカー UI によりメニュー表記は若干異なります。代表的な例を2種類示します。
| メニュー例①(Pixel 系) | メニュー例②(Samsung One UI) |
|---|---|
| 設定 > 接続済みデバイス > ペアリング済みデバイス | 設定 > Bluetooth とデバイス接続 > デバイスのペアリング |
手順
- グラスをペアリングモードにする(上記共通ステップ)。
- 設定 アプリを開き、上表のいずれかの経路で Bluetooth 設定画面へ遷移。
- 画面右下または左上の 「+」/「デバイス追加」 ボタンをタップし、スキャン開始。
- 一覧に 「VITURE Pro XR」 が出たら選択。
- 初回は 位置情報権限 の許可ダイアログが表示されるので 「許可」 を選ぶ(※設定 > アプリ > VITURE で事前に許可しても OK)。
- ペアリングが完了すると、ステータスバーに Bluetooth アイコンが常時表示されます。
注意点
- Android の一部端末は 「デバイスの名前を表示」 がオフになっていると検索対象外になるため、設定 > アプリ > VITURE → 「アプリ情報」から「表示名」を有効にしてください。
💻 PC(Windows 10/11 / macOS Catalina 以降)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 公式ソフト | VITURE PC Connector (Windows 用:.exe、macOS 用:.dmg)を公式サイトからダウンロード。 |
| 推奨環境 | Windows 10(1903 以降) / macOS 10.15 以上、Bluetooth 5.0 以上のアダプタ。 |
手順
- 公式サイト → 「ダウンロード」ページから PC Connector を取得しインストール。 |
- ソフト起動後、左上の 「デバイス追加」 ボタンをクリック。 |
- グラスがペアリングモードになるまで待ち、PC の Bluetooth デバイス一覧に 「VITURE Pro XR」 が表示されたら選択。 |
- ソフトが自動でドライバとファームウェアの最新状態を確認し、必要に応じて 更新 を促します(※更新は必ず実行してください)。 |
- 接続完了後、ソフト上部に「接続済み」ステータスとバッテリ残量が表示されます。
遅延に関する補足
PC ソフトの「低レイテンシ」モードは Bluetooth 帯域を優先的に使用する設定 です。実機検証では 平均 15 ms 前後 の改善が報告されていますが、周辺環境(Wi‑Fi 干渉や他 Bluetooth デバイスの同時利用)によっては効果が限定的になることがあります。そのため、遅延が顕著な場合は Wi‑Fi を一時的にオフにするか、公式推奨の USB Bluetooth アダプタへ切替える ことを推奨します。
3️⃣ ディスプレイ位置・表示設定
| 手順 | 操作内容 |
|---|---|
| 1 | PC またはスマートフォンのブラウザで VITURE ツールページ(https://tool.viture.jp/display)にアクセス。 |
| 2 | ページ上部に表示される 「XR グラス表示」ウィンドウ をマウス(タッチ)で掴み、視界の中心になる位置へドラッグ。 |
| 3 | 目線が自然に感じられたら画面右下の 「保存」 ボタンをクリック。設定はグラス本体に即時反映されます。 |
ポイント
- 座位・立位それぞれで位置調整を行うと、長時間使用時の眼精疲労が軽減します。
- 設定は 最大 5 回まで保存可能(最新 5 件)。過去設定はツールページ左側の「履歴」から呼び出せます。
4️⃣ カラーモードとエレクトロクロミック調光
4‑1️⃣ カラーモード切替(5 種類)
| モード | 主な用途・特徴 |
|---|---|
| True Color | 色再現性が最も高く、デザインや写真編集に最適。 |
| Vivid | 彩度を強調し、屋外や明るい環境で視認性向上。 |
| Film | コントラストとガンマが映画鑑賞向けにチューニング。 |
| Warm | 色温度 3400 K 前後の暖かみある表示。 |
| Cold | 色温度 6500 K 前後のクールな表示。 |
切替手順
- VITURE アプリを起動し、左メニューから 「ディスプレイ設定」 を選択。 |
- 「カラーモード」項目で希望モードをタップ → 表示確認後に 「適用」 をクリック。 |
- 数秒でグラス側に反映され、画面左上に一瞬モード名が表示されます。
注意:モード変更は必ず 「適用」ボタン をタップしないと保存されません。
4‑2️⃣ エレクトロクロミック調光フィルムの設定
| 手順 | 操作内容 |
|---|---|
| 1 | アプリの 「調光」 タブを開く。 |
| 2 | スライダーで 明るさ(0 %〜100 %) を調整し、実際に見える暗さ・明るさを確認。 |
| 3 | 「自動切替」スイッチをオンにすると、開始時刻 と 終了時刻 を設定できる入力欄が表示されるので、例として 07:00(昼) / 19:00(夜) を入力。 |
| 4 | 設定完了後は 「保存」 ボタンをタップ。指定時間になるとフィルムが自動で暗転・明転します。 |
ポイント
- スケジュールは端末のローカル時刻に基づくため、海外出張先でも同一設定が適用されます(時差は自動調整)。
5️⃣ ヘッドコントロールモード
| 手順 | 操作内容 |
|---|---|
| 1 | アプリまたはグラス本体の 設定メニュー を開く。 |
| 2 | 「ヘッドコントロール」項目を見つけ、スイッチを ON にする。 |
| 3 | 初回有効化時に表示されるチュートリアルで 頭部の傾き・位置校正 を実施(座位が推奨)。 |
| 4 | 校正完了後、カーソルが視線方向に連動し、ハンドフリー操作が可能になる。 |
カーソルセンタリング(長押しリセット)
- 操作方法:グラス側の 設定ボタン を 2 秒以上 長押しすると、現在位置に関係なくカーソルが画面中心へ戻ります。
- フィードバック:長押し完了時に軽い振動と「ビープ」音で通知されます。
誤操作防止策:2 秒未満の短押しは無視されるよう実装されていますので、意図的なリセットが必要な場合のみ使用してください。
6️⃣ 公式アプリ・PC ソフトとファームウェア更新
6‑1️⃣ アプリのインストール&デバイス登録
| 手順 | 内容 |
|---|---|
| 1 | iOS は App Store、Android は Google Play で「VITURE Pro XR」公式アプリを検索しダウンロード。 |
| 2 | 初回起動時に表示される QR コード読み取り画面 または Bluetooth 検索 を選択。 |
| 3 | グラスの電源ボタン長押し → ペアリングモード → QR コードが表示されたらカメラでスキャン、または Bluetooth 検出リストから「VITURE Pro XR」をタップ。 |
| 4 | 接続完了後、デバイス情報画面 にシリアル番号・ファームウェアバージョンが表示されます。 |
パスコード入力 が求められた場合は、グラス側に表示された 4 桁コード をそのまま入力してください。
6‑2️⃣ ファームウェア/ドライバの確認と更新
| 手順 | 操作 |
|---|---|
| 1 | PC ソフト(PC Connector)を起動し、左メニューから 「設定」 → 「ファームウェア更新」 を選択。 |
| 2 | 「最新バージョンを確認」ボタンをクリックするとサーバーと通信し、利用可能な最新版が表示されます。 |
| 3 | 表示されたら 「ダウンロード & インストール」 を実行。インストール中はグラスの電源を切らず、できれば USB ケーブルで PC に接続したまま作業してください。 |
| 4 | 更新完了後、PC ソフトと公式アプリ双方でバージョンが一致していることを確認します。 |
更新前必須:バッテリ残量が 50 % 未満 の場合は充電し、USB ケーブルでの接続が可能なら 有線接続 した状態で行うと安全です。
7️⃣ よくあるトラブルと対処法(FAQ)
7‑1️⃣ 接続できないときのチェックリスト
| 項目 | 確認ポイント |
|---|---|
| 電源 | LED が点滅しているか。長押しでリセット(10 秒)後、再度ペアリングモードに入る。 |
| Bluetooth 有効化 | スマホ・PC の Bluetooth が ON かつ他デバイスと干渉していないか。 |
| 位置情報権限(Android) | 設定 > アプリ > VITURE > 権限 > 位置情報 → 「許可」になっているか。 |
| ファームウェア | 最新版に更新済みか(PC ソフトで確認)。 |
| Wi‑Fi 干渉 | 同時使用している Wi‑Fi が 2.4 GHz 帯の場合、Bluetooth と競合しやすいので一時的にオフにする。 |
最終手段:上記全てを確認したうえで解決しない場合は、電源ボタンを 10 秒長押ししてハードリセット → 再ペアリングを実施してください。
7‑2️⃣ ディスプレイ遅延が目立つときの改善策
| 手順 | 内容 |
|---|---|
| 1 | Wi‑Fi をオフ(または 5 GHz 帯へ切替)し、Bluetooth 帯域を確保。 |
| 2 | PC ソフトの設定で 「パフォーマンスモード」 に変更(→ 高リフレッシュレート優先)。 |
| 3 | 可能なら 公式推奨の USB Bluetooth アダプタ を使用し、内蔵アダプタより安定させる。 |
| 4 | 遅延が依然として改善されない場合は、ドライバの再インストール または OS の Bluetooth スタック更新(Windows Update)を実行。 |
重要:本稿で述べた「低レイテンシ」設定は 遅延軽減が期待できる という情報に基づきますが、周辺環境やハードウェア構成により効果の程度は変動します。必ず実機で確認し、必要に応じて上記手順を組み合わせてください。
7‑3️⃣ カラーモードが反映されない場合
| 手順 | 内容 |
|---|---|
| 1 | アプリの ディスプレイ設定 に戻り、現在選択中のモードを別モードへ一度切替 → 再度目的のモードに戻す。 |
| 2 | 「適用」ボタンが表示されたら必ずタップし、数秒待つ(反映までに時間がかかることがあります)。 |
| 3 | それでも変化が無い場合は ファームウェア更新 を実施(上記 6‑2 の手順参照)。 |
| 4 | 最終的に解決しないときは、公式サポートページの トラブルシューティングガイド または問い合わせ窓口へ連絡。 |
8️⃣ まとめと次のステップ
- 事前チェック(バッテリ・OS バージョン・Bluetooth 権限)を行い、問題が起きにくい環境を整える。
- OS 別ペアリング手順 に従ってデバイスを接続し、公式アプリ/PC ソフトでファームウェアとドライバを最新化する。
- ディスプレイ位置・カラーモード・調光 を業務シーンに合わせて最適化し、ヘッドコントロールでハンドフリー操作を有効化する。
- トラブル時はチェックリスト に沿って段階的に対処し、必要なら公式サポートへ問い合わせる。
次のアクション例
- 社内研修やデモンストレーションで本設定手順を共有し、統一した使用環境を構築。
- 設定が完了したら、作業効率向上や視覚疲労軽減の効果測定を行い、レポートとして社内に展開する。
参考リンク
以上で VITURE Pro XR のセットアップは完了です。快適な XR 体験をお楽しみください!