OpenAIのAPIを使ってみたいものの、セットアップ方法や費用感がわからず困っていることはないでしょうか?
OpenAIのAPIを使いこなせるとさまざまなOpenAIの機能を好きな場所で呼び出せるようになります。
この記事ではOpenAIのAPIの使い方について解説していきます。
こんな人におすすめです。
- OpenAIのAPIのセットアップについて学びたい人
- OpenAIのAPIの費用上限の決め方を知りたい人
- OpenAIのAPIの費用について知りたい人
Contents
OpenAIのAPIのセットアップ
OpenAIのAIを使用するためのセットアップ方法について解説します。
- STEP1OpenAIのサイトにログインする
- STEP2APIトークンを発行する
右上のユーザー情報の箇所からView API keysをおします。
ページ中断にあるCreate new secretkeyを押すことでAPIトークンが発行されます。
こちらは一度しか表示されないため、しっかりとメモしておきましょう。
- STEP3支払い情報を設定する
Billing>OverviewからSet up paid accountを選択します。
I'm an individualを選択します。
入力フォームに必要事項を入力します。
OpenAIのAPIの使用制限の掛け方
APIは従量課金制のため、放っておくと金額が増えてしまいます。サービスに予算がある場合は、DashboardのBilling>Usage limitから設定することができます。
こちらのページでは、以下の4つを確認し、Hard limitやSoft limitを設定することができます。
上限金額がある人はHard limitに金額を入力しましょう。
内容 | |
Approved usage limit | サービスで使うことのできる上限金額 |
Current usage | 現在の使用量 |
Hard limit | この金額を超えるとAPIを停止する利用上限 |
Soft limit | この金額を超えると通知が飛ぶ利用上限 |
OpenAIのAPIの費用
OpenAIのAPIの費用に関してはこちらのページにまとまっています。
それぞれの金額は以下のようになっています。
Image Model
画像生成のDALL·Eを使用する場合に、1画像の出力サイズによって金額が決まってきます。
出力 | 金額 |
1024×1024 | $0.020 / image |
512×512 | $0.018 / image |
256×256 | $0.016 / image |
Base Model
特別な学習を必要とせずにデフォルトのモデルを使用する場合にはモデルの精度ごとに以下の金額がかかります。
モデル | 金額 |
Ada | $0.0004 / 1K tokens |
Babbage | $0.0006 / 1K tokens |
Curie | $0.0030 / 1K tokens |
Davinci | $0.0300 / 1K tokens |
Tokenは文字のサイズで、厳密に計算することが難しいものとなっています。
筆者の試した感じだと、日本語の場合は1文字1token、英語の場合は1単語で1tokenが相場なようです。
こちらのページのplaygroundに入力すると自動で計算して表示してくれます。
Fine-tuned-models
モデルを独自でトレーニングして使用する場合、トレーニングと利用のそれぞれに時間がかかります。
トレーニングはJSONL形式で大量のデータを読み込んで行うため、高コストになるので注意しましょう。
モデル | トレーニング | 利用 |
Ada | $0.0004 / 1K tokens | $0.0016 / 1K tokens |
Babbage | $0.0006 / 1K tokens | $0.0024 / 1K tokens |
Curie | $0.0030 / 1K tokens | $0.0120 / 1K tokens |
Davinci | $0.0300 / 1K tokens | $0.1200 / 1K tokens |
Embedding Model
テキストのみの返却値ではなく、クラスタリング(分類)や関連するテキスト、スコアなど追加情報を提供してくれるモデルです。
使えるのはAdaのみとなっています。
返却されたリサーチデータをk近傍法などですぐに分析に使えるのがメリットです。
モデル | 金額 |
Ada | $0.0004 / 1K tokens |
この記事を読んでくださった方へ
せっかくやり方を学んでも使わないと身に付かずに忘れてしまいませんか?
今回はAPIの実際の使い方を実践を通じて学べるようにnote(有料)を用意してみました。
もしもご興味のある方は下記のnoteもチェックしてみてください。