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Vertex AI 入門ガイド:全体像・設定手順・画像分類チュートリアル

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1. Vertex AI とは?

Vertex AI は GCP 上で データ管理 → モデル学習 → デプロイ → モニタリング を一括して行える統合プラットフォームです。
主なコンポーネントは次の通りです。

コンポーネント 主な役割
AutoML ラベル付きデータだけで自動的に最適モデルを生成
Custom Training 任意の TensorFlow / PyTorch スクリプトを分散学習可能
Vertex Pipelines ML ワークフローをコード化し CI/CD を実装
Model Registry モデルバージョンとメタデータを一元管理
Endpoint デプロイ済みモデルへのオンライン/バッチ予測インターフェース

これらはすべて同一 UI と Python SDK (vertexai ライブラリ) で操作でき、実験 → 本番 の移行がスムーズです。


2. 事前準備と環境構築

2‑1. プロジェクト作成・課金有効化・IAM ロール付与

手順 操作内容
① プロジェクト作成 コンソール → プロジェクト → 「新しいプロジェクト」
② 課金設定 作成したプロジェクトに課金アカウントを紐付け(左メニューの「請求」)
③ IAM ロール 以下のロールを自分またはサービス アカウントに割り当て
roles/aiplatform.admin (Vertex AI 全体管理)
roles/storage.objectAdmin(データセットやモデル用バケット操作)
・必要に応じて roles/compute.viewer

ポイント:最小権限の原則を守り、プロジェクトオーナー以外には aiplatform.user など限定的なロールだけ付与すると安全です。

2‑2. Vertex AI Workbench(Jupyter/Colab 互換ノートブック)の作成

  1. コンソール左メニュー → Vertex AIWorkbench を選択
  2. 「ノートブック環境を作成」ボタンをクリック
  3. 必要項目を入力(例)
項目 推奨値
名前 my-workbench
リージョン <REGION>(例: us-central1
マシンタイプ n1-standard-4 + GPU (NVIDIA_TESLA_T4)
Python バージョン 3.10

作成後、ノートブック UI が表示されるので次のコマンドで SDK をインストールします。


3. データ準備と AutoML 画像分類

3‑1. Cloud Storage にデータを配置

パス例 内容
gs://<BUCKET_NAME>/images/ JPEG/PNG 形式の学習画像
gs://<BUCKET_NAME>/labels.csv ラベル情報(2 列)

3‑2. AutoML データセット作成(UI)

  1. Vertex AI → Datasets → 「データセットを作成」
  2. 種類: 画像、タスク: 分類 (マルチクラス) を選択
  3. データソースに labels.csv を指定しインポート

3‑3. AutoML データセット作成(CLI)

gcloud ai custom-jobs create はカスタムトレーニング用コマンドです。AutoML では上記の datasets import-data 系を利用してください。


4. カスタムトレーニング(Python SDK)

以下は 変数名ミス を修正したサンプルです。
プレースホルダーは必ず < > で囲んでいるので、実際の値に置換してください。

ポイント解説

  • aiplatform.init の引数は project=PROJECT_ID, location=REGION と正確に記述すること。
  • from_local_script はローカルまたは Cloud Storage 上のスクリプトを自動で Docker 化して実行します。
  • machine_typeaccelerator_* で GPU を割り当て、sync=True にするとノートブックがジョブ完了まで待機します。

5. 学習結果の可視化(TensorBoard)

Notebook 側で表示するには:


6. デプロイとオンライン予測

6‑1. エンドポイント作成(SDK)

6‑2. 予測リクエスト(SDK)

6‑3. REST API 呼び出し例

ポイント:GPU が必要な推論は machine_type に加えて accelerator_type/accelerator_count を指定してください。


7. コスト見積もり(2026 年 5 月時点)

リソース 単価 (USD)※ 備考
CPU (n1-standard-4) $0.20 / 時間
GPU (NVIDIA_TESLA_T4) $0.35 / 時間
Endpoint (n1-standard-4) $0.15 / 時間(オンデマンド) 自動スケーリング時は実稼働分のみ課金
AutoML AutoML 固有の料金が別途適用 公式料金表参照

*※ 上記は参考値です。正確な金額は Google Cloud コンソールの「見積もり」ページで確認してください。

見積もりシナリオ

シナリオ 使用時間 計算式 合計 (USD)
AutoML 画像分類(GPU 無) 2 h CPU 2 h × $0.20 = $0.40 $0.40
カスタムトレーニング(T4 GPU 1 台、3 h) 3 h CPU + 3 h GPU (3×$0.20) + (3×$0.35) = $1.65 $1.65
エンドポイント稼働(CPU 1 台、24 h) 24 h 24×$0.15 = $3.60 $3.60
合計 ≈ $5.65

注意:AutoML の内部料金は別途課金されます。実運用時は必ず公式価格表を参照し、予算アラートを設定しましょう。


8. セキュリティベストプラクティス

項目 推奨設定
IAM - roles/aiplatform.admin はプロジェクトオーナーに限定
- データサイエンティストは roles/aiplatform.user + roles/storage.objectViewer で十分
VPC Service Controls Vertex AI 用のサービス境界を作成し、外部 IP からのアクセスを遮断。Cloud Storage はプライベートリンク経由に設定
暗号化 デフォルトは Google 管理鍵 (Google‑managed) が適用。機密データは CMEK(Customer‑Managed Encryption Keys)を使用し、キーは Cloud KMS に保管
監査ログ Cloud Audit Logs を有効化し、aiplatform.googleapis.com の操作をすべて記録

9. よくあるエラーと対処法

エラーメッセージ 発生シーン 主な原因 解決策
PermissionDenied カスタムジョブが Cloud Storage に書き込めない IAM ロール不足 サービスアカウントに roles/storage.objectAdmin を付与
InvalidArgument: location mismatch データセットとジョブのリージョンが異なる リージョン不統一 すべてのリソース(Notebook、Dataset、Endpoint)を同一 <REGION> に揃える
ResourceExhausted: quota exceeded 同時に複数 GPU ジョブを起動した クォータ上限超過 Cloud Console の「クォータ」ページで上限増加申請、またはジョブ実行数を削減

トラブルシューティングの流れ
1. エラーメッセージを全文コピー → Google 検索
2. gcloud auth list で使用中アカウント確認
3. コンソール > IAM & Admin > 権限、または クォータ ページをチェック


10. まとめ

  • Vertex AI はデータから推論まで一貫したフローを提供し、AutoML と Custom Training のハイブリッド利用が可能
  • 必要な前提条件(プロジェクト・課金・IAM)を整えたら、Workbench でノートブック環境を立ち上げ、vertexai SDK を使ってコードベースのジョブも簡単に実行できる
  • 料金は従量課金制。公式料金表と予算アラートでコスト管理を忘れずに
  • IAM の最小権限化、VPC Service Controls、CMEK の組み合わせが推奨セキュリティ構成

これらのポイントを押さえておけば、安全かつスケーラブルに機械学習プロジェクトを進めることができます。ぜひ本ガイドを手元に置き、実際の開発・運用で活用してください。

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