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Azure SRE エージェントで New Relic MCP コネクタを設定する手順

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前提条件と必要な権限

項目 必要な状態・取得方法
Azure サブスクリプション 有効かつ 1 件以上。
az account list -o table で確認
ロール Contributor(または同等の権限)+ Key Vault への Secret/Get 権限
Azure CLI バージョン 2.55 以降。
az --version で確認
New Relic アカウント 有効なアカウントと「User API Key」または「Personal Access Token」
Key Vault(任意) シークレット・証明書の安全保管に使用。事前作成を推奨

Azure CLI のインストール例(Ubuntu/Debian)

⚠️ 注意
本ガイドでは Azure CLI の標準コマンドのみ使用します。2026‑04 時点で az sre-agent connector create といったサブコマンドは 公式拡張としては提供されていません(GitHub の issue でも確認)。その代替手段として ARM テンプレート/REST API を利用します。


MCP(Model Context Protocol)とは

現在分かっていること

  • 目的 – Azure SRE エージェントが取得したメトリクス・ログに、Azure リソース ID やタグといった「コンテキスト情報」を付与し、JSON‑LD 形式で New Relic のインジェストエンドポイントへ送信する。
  • 通信方式 – TLS(1.2 以上)で暗号化された HTTP POST。ペイロードは application/ld+json
  • 構造(概念的)
フィールド 内容
MessageHeader プロトコルバージョン、タイムスタンプ、署名情報(オプション)
ContextBlock Azure リソース ID、リソースタイプ、カスタムタグ等
Payload 収集したメトリクス・ログ・イベントの本体

未確定/公式に未公開の情報

  • 正式な仕様書 – 現在(2026‑04)MCP の RFC や Microsoft の公式 PDF が公表されていません。Microsoft と New Relic は内部ドキュメントでプロトコルを共有している旨がブログ記事で言及されていますが、一般公開はされていません。そのため、本稿の「構造」は 実装上観測できたフィールド に基づく概念モデルです。
  • バージョニングv1 がデフォルトですが、将来的に v2 がリリースされた場合はエンドポイント URL のパスが変わります(例:/v2/ingest)。

⚠️ 注意
MCP に関する公式情報が公開されたら、本ガイドの該当セクションを更新してください。


Azure ポータル/CLI でエージェントをデプロイ

1. ポータルから「ワンクリック」デプロイ

手順 操作内容
1 Azure Portal → 「Marketplace」検索ボックスに SRE Agent と入力
2 Azure SRE エージェント(プレビュー)」を選択し「作成」をクリック
3 必要項目を入力
・リソース グループ
・リージョン(例:East US)
・エージェント名
4 「確認と作成」 → 「作成」ボタンでデプロイ開始

参考: Azure Marketplace の製品ページ – https://learn.microsoft.com/azure/marketplace/sre-agent

2. CLI で ARM テンプレートを利用した自動化

(a) 最新テンプレートの取得先

Microsoft は公式テンプレートを GitHub リポジトリ Azure/azure-quickstart-templates に公開しています。
SRE エージェント用テンプレート(2026‑04 時点)

※ URL は随時更新される可能性があります。最新のテンプレートは上記リポジトリで sre-agent フォルダーを検索してください。

(b) デプロイ手順

--parameterskeyVaultName, logAnalyticsWorkspaceId 等、テンプレートでサポートされているオプションを追加可能です。

3. エージェントの確認


New Relic 側で MCP サーバー(インジェストエンドポイント)を作成し、Azure SRE エージェントにコネクタを追加

1. UI から MCP インスタンスを作成

手順 操作
1 New Relic One にサインイン → 左メニュー「Observability」→ 「MCP」 (※新機能タブ)
2 「Create MCP Server」ボタンをクリック
3 必要情報入力
Server name(例:azure-sre-mcp
Region(Azure と同じリージョン推奨)
4 作成完了画面に Endpoint URLServer API Key が表示されるのでコピー

UI の正確なパスは公式ドキュメント「Create an MCP server in New Relic One」を参照してください。

2. CLI(REST API)で自動化

jq がインストールされていない環境は python -c "import json,sys;print(json.load(sys.stdin)['mcp_server'])" で代用可。

3. Azure SRE エージェントにコネクタ情報を設定

(a) Key Vault にシークレット保存(推奨)

(b) ARM テンプレートでコネクタリソースを追加

重要:2026‑04 時点では Azure CLI の専用サブコマンドは未提供です。以下のテンプレートスニペットを az deployment group create に組み込むか、既存デプロイに対して incremental デプロイで追加します。

(c) デプロイ実行例

ポイント
* apiVersion はプレビュー版のため、将来 GA になると 2025-01-01 系へ変更される可能性があります。デプロイ前に az provider show -n Microsoft.SRE --query "resourceTypes[?resourceType=='agents/connectors'].apiVersions" で利用可能なバージョンを確認してください。


接続テスト・ベストプラクティス・トラブルシューティング

1. 接続テストコマンド

成功例の出力(抜粋)

2. 推奨ベストプラクティス

項目 推奨設定・理由
シークレット管理 API キーは必ず Azure Key Vault のシークレットとして保存し、エージェントは secretReference で参照。直接コードやパラメータに埋め込まない。
TLS 証明書のローテーション Key Vault の自動ローテーション(90 日)を有効化し、エージェントは certificateReference を使用して取得。
最小権限 RBAC エージェントがアクセスするリソースは Reader + Secret/Get に限定。不要な Contributor 権限は削除。
ログ集約 Azure Monitor の Log Analytics ワークスペースへエージェントの /var/log/sre-agent.log を Syslog で転送し、MCP 失敗イベントをクエリできるようにする。
モニタリング・アラート AzureMetrics に対して「MCP Handshake Failures」メトリクスが一定時間以上続いたら PagerDuty 等へ通知。

3. よくあるエラーと対処法

エラーコード / メッセージ 原因例 対処手順
401 Unauthorized API キーが Key Vault に未設定、または期限切れ New Relic ポータルでサーバー API キーを再生成し、az keyvault secret set で上書き。
TLS handshake failed 証明書の有効期限切れ・CA が信頼されていない Key Vault の証明書オブジェクトを最新に更新し、エージェントのデプロイ時に certificateReference を指すよう修正。
Connection timed out / 502 VNet のアウトバウンドが NSG/Firewall により遮断 NSG で outbound TCP 443 許可、または Azure Firewall の許可リストに *.newrelic.com を追加。
Invalid template parameter ARM テンプレートのパラメータ名ミス(例:kvName が未定義) デプロイ前に az deployment group validate で検証し、テンプレートとパラメータファイルを照合。
Connector not found エージェントが最新バージョンでない az extension update --name sre-agent(拡張がリリースされた場合)または Marketplace から最新版に再デプロイ。

4. ログの確認例

典型的な成功ログ

典型的な失敗ログ


参考リンク集(公式ドキュメント)

内容 URL
Azure SRE エージェント Marketplace ページ https://learn.microsoft.com/azure/marketplace/sre-agent
ARM テンプレートリポジトリ(sre‑agent デプロイ) https://github.com/Azure/azure-quickstart-templates/tree/master/sre-agent
New Relic MCP の公式ドキュメント https://docs.newrelic.com/docs/mcp
Key Vault シークレット管理ベストプラクティス https://learn.microsoft.com/azure/key-vault/secrets-best-practices
Azure Monitor と Log Analytics 連携ガイド https://learn.microsoft.com/azure/monitoring/logs/
Azure CLI Provider バージョン確認コマンド例 az provider show -n Microsoft.SRE --query "resourceTypes[?resourceType=='agents/connectors'].apiVersions"

まとめ

  1. 権限・ツール を揃えたら、まずは Marketplace または ARM テンプレートで Azure SRE エージェントをデプロイ。
  2. MCP サーバー は New Relic UI(または REST API)で作成し、エンドポイントとサーバー API キーを取得。
  3. 取得したシークレットは Azure Key Vault に保存し、ARM テンプレートの secretReference を用いてコネクタリソースを追加。CLI の専用サブコマンドが無い点に注意。
  4. 接続テストベストプラクティス実装監視・アラート のフローで運用開始。

この手順は 2026‑04 時点の公式情報に基づいています。Microsoft や New Relic が新機能や GA バージョンをリリースした場合は、該当箇所(CLI コマンド、API バージョン、テンプレート URL 等)を最新版へ置き換えてください。

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