OpenClaw

OpenClaw AI エージェントを Lightsail にデプロイする手順とコスト最適化ガイド

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1. OpenClaw の概要と主な利用シーン

項目 内容
製品カテゴリ LLM(Claude、Titan など)をバックエンドに持つ対話型エージェントフレームワーク。オープンソースで GitHub にリポジトリが公開されている【1】。
コア機能 - テキスト・ファイル添付・画像解析などマルチモーダル対応
- 社内データベースや Confluence、社内 API とのシームレス連携
- プライバシー保護のため、処理はインスタンス内部で完結【2】
拡張性 カスタムツール・プラグインを YAML 設定で簡易追加可能。スキルマーケットプレイス的な概念は未実装だが、Git リポジトリにコードを置くだけで機能追加できる【3】
想定利用シーン - 社内ヘルプデスクの自動化
- ナレッジベース検索(Wiki・Confluence)
- 定型業務フロー(承認、レポート作成等)の指示実行

ポイント
・機密情報は Lightsail インスタンス上で処理され、外部へ送信しない構成が標準で用意されています【2】。
・AWS Bedrock のモデル呼び出しは IAM ロールを経由した AssumeRole で実現し、最小権限の原則を適用できます。


2. 前提条件と事前準備

項目 必要な操作
AWS アカウント 無料利用枠(Free Tier)で作成し、請求アラート(月額 $10 程度)を設定【4】。
リージョン 本ガイドは ap-northeast-1(東京)を前提としています。Lightsail はこのリージョンで最も低遅延です。
ローカル環境 SSH キー生成が可能な端末(macOS / Linux 推奨)。Windows の場合は PowerShell か WSL を利用してください。
必要権限 IAM コンソールへのフルアクセス、Lightsail インスタンス作成権限、Bedrock 利用権限(別途 AWS サポートへ申請が必要)【5】。

3. IAM ロールとポリシーの設定

3‑1. Bedrock 呼び出し専用ロールの作成手順

  1. IAM コンソール → 「ロール」→「ロールを作成」
  2. 信頼されたエンティティlightsail.amazonaws.com を選択し、以下の信頼ポリシーを貼り付け

  1. インラインポリシー として Bedrock の最小権限を付与

  1. 作成したロールの ARN(例:arn:aws:iam::123456789012:role/LightsailBedrockRole)を控えておきます。

参考
- IAM ロールと信頼関係の詳細は AWS 公式ドキュメントをご参照ください【6】。


4. Lightsail インスタンスの作成

4‑1. 推奨インスタンスタイプ

タイプ vCPU メモリ 月額(東京)
nano 1 0.5 GB $3.50
micro 1 1 GB $5.00
small 2 4 GB $10.00
medium 2 8 GB $20.00

実務的な目安
・最低でも small(2 vCPU / 4 GB)を選択すると、Claude‑v2 や Titan の推論に十分なリソースが確保できます。

4‑2. Spot インスタンスの活用

  1. Lightsail コンソール → 「インスタンス作成」→「ブループリント」タブで OpenClaw を選択。
  2. 「プラン」画面で Spot インスタンスを使用 にチェックし、割引率(例:65 %)を確認。
  3. スポット中断時の自動スナップショット取得 オプションを有効にし、保存先リージョンは同一に設定。

注意点
Spot は価格変動やリソース不足で中断される可能性があります。重要な環境ではオンデマンドへフェイルオーバーできる仕組み(スナップショットからの復元)を必ず構築してください【7】。

4‑3. SSH キーとファイアウォール設定

  • SSH 公開鍵 を Lightsail コンソールの「ネットワーク」→「SSH キー」からインポート。
  • ファイアウォールで以下ポートを許可
ポート 用途
443 (TCP) HTTPS(Web UI)
8080 (TCP) OpenClaw 管理 API(デフォルト)

参考:Lightsail のネットワーク設定は公式ガイドに詳述【8】。


5. インスタンス起動後の初期セットアップと Bedrock 連携

5‑1. ブラウザベースのペアリングと管理者アカウント作成

手順 内容
1 Lightsail の「ネットワーク」タブでパブリック IP を確認し、https://<IP>:8080 にアクセス。
2 画面に表示された 6 桁のペアリングコードを入力 → 初回ログイン画面へ遷移。
3 管理者ユーザー名・パスワード(12 文字以上、英数記号混在)を設定し、完了。

5‑2. Bedrock への認証情報取得(AssumeRole)

/etc/profile.d/openclaw.sh に環境変数を定義:

インスタンス起動時に実行されるスクリプト(/opt/openclaw/init_assume_role.sh)例:

5‑3. OpenClaw 設定ファイルへの Bedrock 有効化

/home/ubuntu/openclaw/config.yaml に追記:

設定反映後、管理画面の「モデル選択」タブに Bedrock のモデル一覧が表示されれば成功です。

検証curl -X POST https://<IP>:8080/api/chat -H "Content-Type: application/json" -d '{"message":"ping"}'{"response":"pong", ...} を返すことを確認してください。


6. 動作確認・コスト最適化・トラブルシューティング

6‑1. 基本的な応答テスト

方法 コマンド例
ブラウザ 管理画面 → 「チャット」タブに Hello, OpenClaw! と入力
curl 上記 5‑3 のコマンドを実行

正常応答が得られたら、以降は業務フローへの組み込みへ進めます。

6‑2. コスト最適化ポイント

項目 推奨設定 効果
Spot 割引率 65 %〜70 % 月額コスト約30 %削減
スナップショット取得 毎日 02:00 (UTC) に自動実行【9】 中断時の復旧時間を数分に短縮
Auto‑Stop 非稼働状態が 30 分以上で停止 無駄な課金防止

設定は Lightsail の「スナップショット」タブと「自動停止」オプションから行えます。

6‑3. よくあるエラーと対処法

エラーメッセージ 主な原因 解決策
AccessDeniedException: User is not authorized to perform: bedrock:InvokeModel IAM ポリシー未付与 ロールに bedrock:InvokeModel を追加し、ARN が正しいか再確認
Failed to start OpenClaw service (port 8080) ファイアウォールでポート閉鎖 Lightsail のネットワーク設定で TCP 8080 を許可
Instance stopped due to Spot interruption Spot 中断 スナップショットを有効化し、必要に応じてオンデマンドインスタンスへ切替
Unable to resolve host: <IP> パブリック IP 未設定または VPC のアウトバウンド制限 Lightsail コンソールでパブリック IP を確認、VPC のルートテーブルを点検

7. ベストプラクティスと拡張例

7‑1. セキュリティ強化

項目 推奨設定
IAM 最小権限のロールに限定し、sts:AssumeRole の有効期間を 1 時間以内に設定【10】
ネットワーク Lightsail のパブリック IP を使用せず、VPC エンドポイント経由で社内 API に接続(必要に応じて VPN)
データ暗号化 EBS ボリュームは自動暗号化を有効化し、S3 バケットへのバックアップも SSE‑KMS を利用

7‑2. カスタムツールの実装例

上記プラグインは OpenClaw の「ツール」メニューに登録し、チャット内で !jira-create-issue とコマンドを叩くだけでチケット作成が可能です。

7‑3. スケーリング戦略

規模 推奨構成
小規模テスト Lightsail small + Spot
本番 (数十ユーザー) Lightsail クラスターまたは EC2 Auto Scaling グループへ移行(ロードバランサー併用)【11】
大規模 (数千リクエスト/日) Amazon ECS/Fargate にコンテナ化し、Bedrock のオンデマンド課金を利用

8. 参考情報

  1. OpenClaw GitHub リポジトリ – https://github.com/openclaw/openclaw
  2. 「OpenClaw が提供するプライバシー保護機能」 – https://docs.openclaw.io/privacy/
  3. カスタムツール開発ガイド – https://docs.openclaw.io/plugins/
  4. AWS Free Tier の概要 – https://aws.amazon.com/jp/free/
  5. Bedrock 利用申請手順 – https://aws.amazon.com/jp/bedrock/faqs/
  6. IAM ロールと信頼関係の設定 – https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/IAM/latest/UserGuide/id_roles_create_for-service.html
  7. Lightsail Spot インスタンスの注意点 – https://docs.aws.amazon.com/lightsail/latest/userguide/using-spot-instances.html
  8. Lightsail ネットワーク設定 – https://docs.aws.amazon.com/lightsail/latest/userguide/networking.html
  9. スナップショット自動取得の設定方法 – https://aws.amazon.com/jp/blogs/news/schedule-lightsail-snapshots/
  10. IAM の最小権限ベストプラクティス – https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/IAM/latest/UserGuide/best-practices.html
  11. EC2 Auto Scaling とロードバランサーの構築例 – https://aws.amazon.com/jp/getting-started/hands-on/autoscaling-load-balancing/

まとめ
本ガイドに沿って Lightsail 上に OpenClaw をデプロイすれば、社内向け AI エージェントを安全かつ低コストで運用できます。設定が完了したら、まずは簡単なチャットテストで動作確認し、その後プラグインや API 連携で業務フローへ組み込みましょう。継続的なモニタリングと IAM の見直しを行うことで、セキュリティ・コストの両面で最適化された運用が実現します。

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