Contents
1. 必要ツールとファイル仕様(公式要件)
1‑1 画像の必須条件(公式ガイドライン §2.1)
| 項目 | 要求内容 | 補足 |
|---|---|---|
| 形式 | PNG(透過) | アルファチャンネル必須 |
| サイズ | 370 × 320 px(スタンプ本体) 最大 1 MB |
画像がこの枠に収まらない場合は自動リサイズでエラーになる |
| カラー | RGB カラーモード | CMYK は不可 |
| 文字数 | スタンプ1個につき 12 文字(全角)以内(英字は同等のバイト数) | 超過すると審査落ち |
公式参照:LINE Creators Market ガイドライン §2.1‑2.4【※1】
1‑2 推奨ツール
| カテゴリ | ツール例 | 用途 |
|---|---|---|
| AI イラスト生成 | Stable Diffusion WebUI(ローカル or DreamStudio) Midjourney (V5)(Discord) |
商用利用可・クレジット不要のモデルを選択 |
| 画像編集・透過処理 | Adobe Photoshop、Clip Studio Paint、GIMP(フリー) | 切り抜き・境界線付与・サイズ調整 |
| バッチ処理・チェック | ImageMagick、PNGGauntlet | ファイルサイズ自動最適化 |
注意:AI 生成画像は「商用利用が許諾された」モデル/ライセンスであることを必ず確認する(公式ガイドライン §3.2【※1】)。
2. スタンプ画像作成フロー(推奨手順)
結論
「キャンバス設定 → AI 素材取得 → 切り抜き・透過 → 必要なら境界線付与 → テキスト配置 → 保存」の 6 ステップをチェックリスト化すれば、画像要件と審査ポイントの両方を網羅できる。
2‑1 作業チェックリスト
| # | 作業項目 | 確認ポイント |
|---|---|---|
| 1 | キャンバス作成 | 370 × 320 px、RGB、背景透明 |
| 2 | AI 素材取得 | 商用利用可・CC0 または同等ライセンスのモデルを使用 ※ Midjourney の場合は「商用プラン」かつクレジット不要設定が必要 |
| 3 | 切り抜き & 透過処理 | 背景除去後に 1 px 黒点や余白が残っていないかズームで確認 |
| 4 | 境界線(アウトライン) | 必須ではなく「推奨」:5 px 程度の薄色(白または淡黄色)をレイヤースタイルで追加し、スタンプが小さく表示されたときに視認性を確保 |
| 5 | テキスト配置 | 文字数 ≤12文字、フォントは読みやすいサンセリフ体、背景とのコントラスト ≥70 % |
| 6 | 保存 | PNG‑24(透過)でエクスポート → ファイルサイズ ≤1 MB を必ず確認 |
公式根拠:画像要件は §2.1‑2.4、境界線の有無は推奨事項として §3.5 に記載【※1】。
2‑2 実務例(Stable Diffusion 使用)
|
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プロンプト例: "cute rabbit, pastel colors, minimal line art, transparent background, 370x320px" |
- WebUI の「Output Settings」で
--width 1024 --height 1024を指定し、生成後に Photoshop で Canvas Size → 370×320 にトリミング。 - 「Select Subject」や「Magic Wand」で背景除去 → 透明化レイヤーを保持。
- 「Layer Style → Stroke」で 5 px の淡黄色アウトラインを追加(※任意)。
3. Creators Market への登録・セットアップ
3‑1 アカウント作成と基本情報入力
| 手順 | 操作内容 |
|---|---|
| ① | LINE アカウントで Creators Market(https://creator.line.me/ja/)にログイン |
| ② | 「マイページ」 → 「クリエイタープロフィール」へ遷移し、氏名・所在地・銀行口座情報を入力(※本人確認書類が必要な場合あり) |
| ③ | メールアドレス認証と二段階認証の設定でセキュリティを確保 |
3‑2 スタンプセット情報の必須項目
| 項目 | 必要内容 | 補足 |
|---|---|---|
| タイトル | 英語(30 文字以内)+日本語サブタイトル(任意) 例: Cute Cat Series – かわいい猫シリーズ |
英語は必須(公式ガイドライン §4.1【※1】)。 |
| 説明文 | 英語で 100 字前後、主要キーワードを含める。日本語の補足説明も可だが英語が主導。 | |
| タグ | 最大 5 個、カンマ区切りで入力(例:cute, cat, daily, sticker, line) |
|
| 価格 | 120円・150円・180円・240円 のいずれかを選択(※2026年現在の設定) |
公式根拠:スタンプ情報入力項目は §4.1‑4.3 に明記【※1】。
3‑3 画像アップロードと審査依頼
| 手順 | ポイント |
|---|---|
| 1 | 「スタンプ画像」タブで PNG ファイルを 1 枚ずつドラッグ&ドロップ。エラーが出たら「サイズ超過」または「透過なし」を再確認。 |
| 2 | 必要情報入力後、画面下部の 「審査依頼」 ボタンをクリック。 |
| 3 | 審査結果はメールとダッシュボードで通知(通常 3〜7日)。 |
4. 審査基準と合格のコツ
4‑1 AI生成画像に関する公式スタンス
- 許可条件:AI ツールが提供する「商用利用可能」かつ「クレジット不要」のライセンスであること(ガイドライン §3.2【※1】)。
- 禁止事項:Midjourney のデフォルトプランや、著作権で保護された画像を学習素材に使用したモデルから生成された画像は不可。
公式情報:LINE Creators Market 「AI 生成コンテンツの取り扱い」ページ(2025年9月更新)【※2】。
4‑2 表現・著作権チェックリスト
| 項目 | 判定基準 |
|---|---|
| 暴力・血液描写 | 刃物、出血、戦闘シーンは NG |
| 差別用語・過激表現 | 人種・性別・性的指向に関する蔑称は使用禁止 |
| 第三者のキャラクター・ロゴ | すべて自作または CC0 素材で代替 |
| 文字数・レイアウト | 12文字以内、可読性確保(フォントサイズ ≥14pt) |
| 境界線 | 必須ではないが推奨。無ければ「視認性低下」警告が出る可能性あり |
4‑3 合格のための実践的ポイント
- ライセンス確認シートを作成し、使用した AI モデル・バージョンとライセンス条項を書き留める。
- 最終チェックは「画像要件」「テキスト制限」「表現禁止リスト」の 3 カテゴリで実施。
- 審査落ち時は審査結果メールに記載された指摘箇所を速やかに修正し、再提出する(再審査は無料)。
5. 販売設定・価格・ロイヤリティ、売上管理
5‑1 価格帯とロイヤリティ率(公式情報)
| 区分 | 価格帯 | クリエイター受取率 |
|---|---|---|
| 国内販売 | 120円〜240円 | 70 %(手数料30%) |
| 海外販売 | 同上 | 65 %(手数料35%) |
公式根拠:LINE Creators Market 「ロイヤリティ」ページ(2025年9月更新)【※3】。
5‑2 売上管理と支払サイクル
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 売上一覧 | ダッシュボードの「売上・レポート」から CSV 出力可能(日次・月次) |
| 振込スケジュール | 月末締め、翌月15日支払(銀行口座情報はプロフィールで登録) |
| 税務処理 | 日本国内では所得税の確定申告が必要。海外販売分は源泉徴収なしだが、居住国の課税規則に従うこと |
5‑3 2026年トレンド活用例
- ミニマルデザイン+AI:シンプルな線画と柔らかいパステルカラーがユーザーの好感度上位。
- プロンプトテクニック:サイズ・透過情報を直接指示し、後加工工程を削減。例
--out-format png --transparent true(Stable Diffusion)
| 失敗しやすいケース | 原因 | 改善策 |
|---|---|---|
| ファイルが 1 MB 超える | 高解像度のまま保存 | PNGGauntlet 等で圧縮、不要レイヤー削除 |
| 境界線なしで審査警告 | 小サイズ表示時に判読性低下 | 5 px 薄アウトラインを追加(任意) |
| AI ライセンス違反 | Midjourney の非商用プラン使用 | 商用プランへアップグレード、または Stable Diffusion の CC0 モデル利用 |
6. よくある質問(FAQ)
| Q | A |
|---|---|
| 英語タイトルは本当に必須ですか? | はい。公式ガイドライン §4.1 で「スタンプのタイトルは英語表記が必須」と明示されています。日本語サブタイトルは任意ですが、検索最適化(SEO)に有効です。 |
| AI生成画像はクレジット表記が必要ですか? | 商用利用可・クレジット不要と明示された素材であれば不要。ただし、モデル提供元のライセンス条件を必ず確認してください(例:Stable Diffusion の OpenRAIL‑M は CC0 と同等)。 |
| ロイヤリティ率は国内外で同じですか? | 2025年9月時点では国内が70 %(手数料30%)、海外は65 %(手数料35%)となっています。公式ページの最新情報を随時チェックしてください【※3】。 |
| 境界線は必須ですか? | 必須ではなく「推奨」項目です。審査ガイドライン §3.5 で「スタンプが小さく表示された際に視認性を確保するため、薄いアウトラインの付与が望ましい」と記載されています。 |
| 非公式サイトは参考にしても良いですか? | 非公式情報は最新性・正確性が保証されません。本稿ではすべて公式ページ(※1‑3)を出典とし、実務上の参考としてのみ利用してください。 |
参考リンク(公式)
| 番号 | タイトル | URL |
|---|---|---|
| [※1] | LINE Creators Market ガイドライン(2025年9月更新) | https://creator.line.me/ja/guideline/ |
| [※2] | AI 生成コンテンツの取扱いについて | https://creator.line.me/ja/faq/ai_content/ |
| [※3] | ロイヤリティ・手数料に関するページ | https://creator.line.me/ja/fee/ |
注記:本稿は2026年4月時点の公式情報を元に作成しています。LINE のポリシーは随時改訂されるため、執筆後も公式サイトで最新情報をご確認ください。
まとめ
- 画像要件(PNG・370×320 px・≤1 MB)は必ず守る。
- AI 素材は商用利用可・クレジット不要のライセンスを選択し、出所を記録する。
- 英語タイトルと説明文は必須、タグ付与で検索性を高める。
- 審査基準は公式ガイドラインに完全準拠し、境界線は「推奨」レベルで実装。
- 価格設定・ロイヤリティ率は国内70 %/海外65 %(手数料30%/35%)を把握し、売上管理ツールで定期的にモニタリングする。
このフローとチェックリストを活用すれば、初心者でも2026年版のLINEスタンプ販売をスムーズに開始できるはずです。ぜひ実務に取り入れてみてください!