Contents
インストール前提条件
| 項目 | 推奨バージョン / 必要条件 |
|---|---|
| OS | Windows 10 以降、macOS 12 (Monterey)以降、Ubuntu 20.04/Linux Mint 21 などの Debian 系、CentOS 8/RHEL 9 などの RPM 系 |
| 管理者権限 | インストーラー実行時に Administrator(Windows)または sudo 権限(macOS・Linux)が必要 |
| Node.js | バージョン 20.x 以上(Kiro の内部スクリプトが依存) |
| Python | python3 がインストールされていること。バージョン 3.9 以降推奨 |
| AWS CLI | バージョン 2.x(認証情報の取得やプロファイル管理に利用) |
| Git | ソースコード取得やテンプレートクローンに使用するため、最新版がインストールされていること |
| ネットワーク | HTTPS 通信が可能な環境。企業ネットワークの場合は proxy 設定 を事前に確認 |
※ 依存関係は Kiro のバージョンによって変化することがあります。公式リリースノートで対象バージョンの要件を必ず確認してください。
公式インストーラーの取得と検証
-
公式サイトへアクセス
ブラウザでhttps://kiro.ai(※実際の URL はご自身でご確認ください)に移動し、メニューから Download を選択。 -
OS に合わせたパッケージをダウンロード
| OS | ダウンロードファイル例 |
|---|---|
| Windows | kiro-cli-2.x.x-windows-amd64.msi |
| macOS | kiro-cli-2.x.x-macos-universal.pkg |
| Debian 系 Linux | kiro-cli_2.x.x_amd64.deb |
| RPM 系 Linux | kiro-cli-2.x.x.x86_64.rpm |
- SHA256 チェックサムで整合性を確認(改ざん防止のベストプラクティス)
|
1 2 3 4 |
# 例: macOS でダウンロードした pkg の検証 shasum -a 256 kiro-cli-2.x.x-macos-universal.pkg # 出力されたハッシュ値が公式サイトに掲載されているものと一致すれば OK |
- インストーラー実行前に、アンチウイルスや社内セキュリティツールでブロックされないか を確認してください。
OS 別インストール手順
1️⃣ Windows(MSI)
| 手順 | 操作内容 |
|---|---|
| ① | ダウンロードした *.msi を右クリック → 「管理者として実行」 |
| ② | インストーラー画面の指示に従う ・[Next] → [I accept the license agreement] → [Install] |
| ③ | 「Add Kiro to PATH」にチェックが入っていることを確認し、インストール完了後に Finish をクリック |
| ④ | コマンドプロンプト(cmd.exe)または PowerShell で kiro --version を実行バージョン情報が表示されれば成功 |
注意: インストーラーが再起動を要求した場合は、必ず再起動してから PATH が有効になることを確認してください。
2️⃣ macOS(Homebrew)
|
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 |
# Homebrew が未インストールの場合 /bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh)" # Kiro CLI のインストール brew install kiro-cli # インストール情報の確認とバージョン表示 brew info kiro-cli # バージョン・依存ライブラリが一覧で出力されます kiro --version # 例: kiro version 2.3.1 |
- Apple Silicon (M1/M2) の場合、Homebrew はデフォルトで
/opt/homebrewにインストールされ、PATH が自動登録されます。 - Intel Mac でも同様に
/usr/local/binが PATH に追加されますが、シェル設定(.zshrc/.bash_profile)を手動で確認しておくと安心です。
3️⃣ WSL / Linux(APT または DNF)
(a) Debian 系ディストリビューション(Ubuntu, Mint 等)
|
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 |
# 1. GPG 鍵の取得 curl -fsSL https://repo.kiro.ai/gpg.key | sudo gpg --dearmor -o /usr/share/keyrings/kiro-archive-keyring.gpg # 2. リポジトリ情報を追加 echo "deb [signed-by=/usr/share/keyrings/kiro-archive-keyring.gpg] https://repo.kiro.ai/debian stable main" | \ sudo tee /etc/apt/sources.list.d/kiro.list > /dev/null # 3. パッケージインデックス更新 & インストール sudo apt update sudo apt install kiro-cli # 4. バージョン確認 kiro --version |
(b) RPM 系ディストリビューション(Fedora, CentOS, RHEL 等)
|
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 |
# GPG 鍵のインポート sudo rpm --import https://repo.kiro.ai/gpg.key # リポジトリ設定ファイルを追加 cat <<EOF | sudo tee /etc/yum.repos.d/kiro.repo [kiro] name=Kiro CLI Repository baseurl=https://repo.kiro.ai/rpm/ enabled=1 gpgcheck=1 gpgkey=https://repo.kiro.ai/gpg.key EOF # インストール sudo dnf install kiro-cli # yum 系でも同様に実行可 # バージョン確認 kiro --version |
WSL 特有の注意点
- Windows 側のファイルシステム(/mnt/c/...)へアクセスするとパーミッションが不足しやすいです。実行権限が必要なスクリプトはchmod +x、管理者操作は必ず sudo を付与してください。
- WSL 2 の場合は、Linux 側のネットワークが直接インターネットにアクセスできることを確認します(プロキシ設定が必要な環境では~/.bashrcにexport http_proxy=...等を追記)。
AWS 及び外部 IdP での認証フロー
Kiro CLI は OAuth2 / SAML を内部でハンドリングし、以下のようにシンプルなコマンドだけで認証が完了します。
|
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 |
# AWS Builder アカウント(Cognito)でログイン kiro login --provider aws # Google アカウントでログイン kiro login --provider google # GitHub でログイン kiro login --provider github # AWS Identity Center (SSO) でログイン kiro login --provider sso |
認証の流れ
kiro loginを実行 → デフォルトブラウザが自動起動- IdP のサインイン画面で認証情報(ユーザー名・パスワード、MFA など)を入力
- 許可すると CLI に アクセストークン が返却され、
~/.kiro/token.jsonに安全に保存
トークンの有効期限は IdP の設定に依存します。期限が切れたら
kiro logout && kiro login …で再取得してください。
インストール後の動作確認
以下のコマンドを順に実行し、すべて問題なく完了すればインストールは成功です。
|
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 |
# 1. バージョン情報の表示(必須チェック) kiro --version # 2. 認証状態の確認 kiro whoami # ログイン中のプロファイルが JSON で出力されます # 3. 簡単なサンプルプロジェクトを作成・実行 mkdir my-first-kiro && cd $_ kiro init --template hello-world # テンプレートからコード一式を生成 kiro run # 「Hello, Kiro!」 と表示されれば OK |
成功例
|
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 |
$ kiro --version kiro version 2.3.1 $ kiro whoami { "provider": "aws", "accountId": "123456789012", "expiresAt": "2026-12-31T23:59:59Z" } $ kiro run [INFO] Running project... Hello, Kiro! |
よくあるトラブルと対処法
| エラー内容 | 主な原因 | 推奨対策 |
|---|---|---|
kiro login: authentication failed |
資格情報ミス、MFA 未設定、トークン期限切れ | kiro logout 後に再度ログイン。AWS コンソールで MFA が有効か確認し、必要なら aws configure sso でプロファイルを作り直す |
'kiro' は内部コマンドまたは外部コマンド...(PATH エラー) |
インストーラが環境変数にパスを書き込めていない | Windows → システム環境変数 > Path に C:\Program Files\Kiro\bin を手動追加。macOS/Linux → export PATH=$HOME/.local/bin:$PATH(または Homebrew のインストール先)をシェル設定ファイルに追記し、再読込 |
error while loading shared libraries: libssl.so.3: cannot open shared object file |
OpenSSL バージョン不整合 (Linux) | Debian 系 → sudo apt install libssl3 RPM 系 → sudo dnf install openssl3、または OS の公式パッケージで最新版に更新 |
| インストーラーが checksum verification failed を返す | ダウンロードファイルが破損または改ざん | 再度公式サイトからダウンロードし、SHA256 ハッシュを再確認。プロキシ環境下では curl -O で直接取得すると安全 |
kiro init がテンプレートを取得できない |
ネットワーク制限(社内 Proxy) | 環境変数 HTTPS_PROXY / HTTP_PROXY を設定し、git config --global http.proxy <proxy-url> も併せて構成 |
まとめ
- 前提条件を満たす(Node.js 20+, Python 3.9+, AWS CLI 2.x, 管理者権限)ことがインストール成功の鍵です。
- 公式サイトから最新版を取得し、SHA256 チェックサムで整合性を検証 してください。
- OS に合わせた手順(Windows‑MSI / macOS‑Homebrew / Linux‑APT/DNF)に従い、インストール後は必ず
kiro --versionでバージョンを確認します。 kiro login --provider <aws|google|github|sso>により、AWS Builder アカウントや外部 IdP へのシングルサインオンが完了します。トークンはローカルの~/.kiro/token.jsonに安全に保存されます。- 動作確認として whoami と run コマンドを実行し、エラーが出なければ開発環境の構築は完了です。
この手順通りに進めれば、Kiro CLI を用いた AI 補助開発環境を迅速かつ安全に立ち上げることができます。質問や不明点があれば、公式ドキュメントまたは GitHub リポジトリ(※URL はご自身でご確認ください)をご参照ください。