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Docker Compose バージョン互換チェックと実務フロー【2026年最新】

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Docker Compose が提供する主要バージョン

バージョン 配布形態 主な特徴 サポートしている Compose file バージョン
v1 (docker‑compose) 独立した実行ファイル(Python で実装) - docker-compose コマンドとして呼び出す
- 更新は比較的遅い(2023 年以降、機能追加は停止)
- version: キーが必須
2.03.94.x 系は未対応)
v2 (docker compose) Docker CLI に統合されたサブコマンド - Docker Engine と同時に配布され、アップデートは Engine のリリースと連動
- version: キーは任意(Compose Spec が推奨)
- --compatibility フラグで v1 互換モードが利用可
2.03.9 + Compose Spec (4.0 以降)
v2 (Docker Desktop 内蔵版) Docker Desktop(macOS / Windows)に同梱 - GUI の「Settings → General」から有効化/無効化を切り替えられる
- デフォルトで Use Docker Compose V2 がオンになっていることが多い
全ての公式 Spec (4.0+) をサポート(ただし Engine バージョンに依存)

ポイント
2026‑04‑26 時点 では、Compose V2 が「最新の Compose Spec」を包括的にサポートしています。version: キーは非推奨となり、ファイル冒頭に記述しなくても自動で最新 Spec とみなされます(公式ドキュメント参照)。

主要バージョン間の違いをざっくりまとめ

観点 Compose V1 (docker‑compose) Compose V2 (docker compose)
実装言語 Python Go(Docker Engine と同一)
インストール方法 pip install docker-compose、Homebrew の docker-compose など Docker Desktop に同梱、または docker パッケージに含まれる
CLI 表記 docker‑compose up -d docker compose up -d
更新頻度 2025 年以降は機能追加停止(バグフィックスのみ) エンジンと同時に毎月リリース
Compose file バージョン 2.x3.9version: 必須) 2.x3.9 + Spec (4.0+)(version: 任意)

公式マトリクスの見つけ方と活用例

Docker の公式ドキュメントは 「Compose file versioning」 ページに、Engine バージョン ↔ Compose file バージョンの互換性表(Compatibility matrix)を掲載しています。

手順

  1. ブラウザで以下の URL を開く
    https://docs.docker.com/compose/compose-file/versioning/
  2. ページ中段にある “Compatibility matrix”(エンジン ↔ ファイルバージョン)を探す。表は Markdown 形式で掲載されているので、コピーしてローカルのメモに貼り付けても OK。
  3. 自分が使用している Docker Engine バージョン と、Compose ファイルに書かれた(もしくは省略した)バージョンを照合する。


- Engine が 24.0.x の場合、公式マトリクスは 4.0 以上の Compose Spec を「Supported」と表示しています。
- 同じく Engine が 23.0.x 以前だと、一部の 4.0 機能が “Unsupported” と記載されることがあります。

マトリクスの更新頻度

公式ページは Docker の各リリースサイクル(約月1回)に合わせて自動更新 されます。そのため、CI パイプラインやドキュメントで「最新マトリクスを参照する」旨を書いておけば、将来的なバージョンずれのリスクが低減します。


CLI で取得できるバージョン情報とその読み取り方

1. Compose(クライアント)バージョン確認

  • v2.27.0CLI 側の実装バージョンです。
  • GitHub のリリースノート(https://github.com/docker/compose/releases)で、対応する Compose file バージョンをすぐに確認できます。

2. Docker Engine(サーバー)バージョン確認

フィールド 内容
Server.Version 実際に稼働している Docker Engine のリリース番号(例:24.0.5
Server.APIVersion Engine が提供する API バージョン(例:1.45

ポイント
公式マトリクスは Engine.Version に基づいているので、上記コマンドで得た数値を直接照合してください。

3. 一括確認用シェルスニペット(CI 用)

このスクリプトは GitHub Actions / GitLab CI の pre‑flight ステップに組み込めば、プルリクエストごとにバージョン不整合を即座に検知できます。


Compose ファイルの検証・デバッグ手順

1. 基本的な構文チェック

  • 出力が無い → YAML が正しく解析され、Compose がサポートしていることを示す。
  • エラーメッセージ が表示されたら、行番号とキー名に注目し、公式マトリクスで「Supported」かどうか確認。

2. --compatibility フラグの活用例

  • v1 用のオプション(例:restart, scale)を自動的に V2 が変換してくれる。
  • 注意:実行時のみ有効で、ファイル自体は変更されません。長期的な互換性確保にはファイルを書き換えるべきです。

3. よくあるエラーと対策

エラーメッセージ 原因例 推奨対処
Unsupported config option for services.web: "restart_policy" restart_policy は v1 のみで、V2 では restart に相当 docker compose version が最新か確認し、--compatibility を一時的に使用
version in "./docker-compose.yml" is invalid version: キーが古い(例:2.0)または削除したのに残っている version: 行を削除し、Compose Spec に沿った書き方へ変更
services.<name>.build.context is not a directory ビルドコンテキストパスが存在しない/権限不足 パスを正しく設定し、Engine バージョンが context: をサポートしているか確認

互換性が合わないときの対処法とベストプラクティス

選択肢① – フラグで旧形式エミュレート

  • メリット:即時に稼働させられる。
  • デメリット:根本的なファイル更新が行われないため、将来のバージョンアップで再度同様の問題が発生しやすい。

選択肢② – Compose V2 の特定バージョンに固定

macOS(Homebrew)で安全にインストールする例

ポイント
Homebrew には docker-compose@2.xx といった名前のフォーミュラは存在しません。Compose V2 は Docker 本体に同梱されるか、公式 GitHub リリースから直接バイナリを取得します。

Linux(apt / yum)で特定バージョンを入手

選択肢③ – ファイルを最新 Compose Spec にアップグレード

  1. version: 行を削除(Spec が自動適用される)
  2. 非推奨オプションの置換例
旧オプション 新しい書き方 (Compose Spec)
deploy: (Swarm 固有) profiles:resources.limits に分割
restart: always restart_policy:{ condition: any }(V2 でもサポート)
links: サービス間はネットワーク名で暗黙的に解決できるので削除
  1. 自動変換ツール(任意)
  2. compose-goconvert コマンドや、コミュニティ製の docker-compose-upgrade スクリプトを活用すると、大量ファイルでも一括変換が可能です。

ベストプラクティスまとめ

項目 実装例 / 推奨ツール
CI での構文チェック docker compose config --quiet を PR ビルドに組み込む
定期的なバージョン監査 半年ごとに docker compose version && docker version の出力を公式マトリクスと比較
ドキュメントの一元管理 社内 Wiki に「Compose Spec への移行ガイド」ページを作成し、リンク先は公式 Docs(常に最新)
バイナリの取得方法統一 macOS は Homebrew、Linux はパッケージマネージャ+必要なら GitHub リリースから直接ダウンロード

インストール時の注意点(macOS・Linux)

macOS(Homebrew)

手順 コマンド
1️⃣ Homebrew の更新 brew update
2️⃣ Docker Engine と Compose V2 を同梱したパッケージをインストール brew install docker
3️⃣ (任意)Docker Desktop の有無を確認し、Settings → General の “Use Docker Compose V2” がオンかチェック GUI 操作

注意:Homebrew に docker-compose@2.xx といった名前のフォーミュラはありません。バージョンを固定したい場合は公式 GitHub リリースからバイナリをダウンロードし、PATH の先頭に配置してください。

Linux(Debian / Ubuntu 系)

ポイントdocker-compose(v1)を別途インストールしたい場合は pip install docker-compose==1.29.2 などで明示的にバージョン指定が必要です。ただし、将来的な保守性を考えると Compose V2 への移行を強く推奨します。


まとめ

項目 要点
主要バージョン V1 は 2.x–3.9、V2 はそれに加えて Compose Spec (4.0+) を公式サポート
互換性確認 公式「Compose file versioning」ページの Compatibility matrix が最も信頼できる情報源
バージョン取得方法 docker compose versiondocker version --format '{{.Server.Version}}' を組み合わせてチェック
構文・オプション検証 docker compose config --quiet で即座にエラーを捕捉。--compatibility フラグは一時的な回避策
不一致時の対処 1. --compatibility で旧形式エミュレート、2. 必要なら V2 の特定バージョンへ固定、3. ファイルを最新 Spec にアップグレード
インストール注意点 Homebrew では docker-compose@… といったフォーミュラは存在しない。Docker 本体に同梱された Compose V2 を利用するか、公式バイナリを直接取得

最終的な推奨
- 新規プロジェクトは必ず Compose V2 + Spec(version: なし) で作成。
- 既存の docker-compose.yml は CI パイプラインに docker compose config --quiet を組み込み、定期的にエラーが出ていないか確認する。
- 6 ヶ月ごとに Docker Engine と Compose のバージョンを公式マトリクスと照らし合わせ、必要ならアップデートまたはファイルの書き換えを実施する。

これで Docker Compose のバージョン体系・互換性確認手順・不整合時の対処法 が網羅的に把握できるはずです。ぜひ日々の開発フローや CI/CD パイプラインに組み込んで、安定したコンテナ運用を実現してください。

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